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長野県施設課

設備工事は4分離/来年1月に公告/伊那新校の新校舎1期

2025/11/01 長野建設新聞

 県施設課は伊那新校(仮称)新校舎建設第1期工事にかかる設備工事の発注形態について、電力設備、弱電設備、空調設備、衛生設備の4分離とする方向で審査に入った。10月31日に開いた課の建設工事請負人等選定委員会で弱電設備について入札参加資格が決定。他の3件は発注規模が税込み予定価格1億6000万円以上のため、11月19日開催予定の建設部選に諮られる。公告予定時期は2026年1月下旬。

 10月31日付で既報の通り、新校舎建設第1期工事では普通教室、理科室などが入る西棟を建設する。施設規模はW+RC造2階建て、延べ4491㎡。建築工事については11月中の公告を予定している。工期は約580日で、2027年7月ごろの竣工、同年10月の供用を目指す。設計担当は一級建築士事務所暮らしと建築社(伊那市)・みかんぐみ一級建築士事務所(神奈川県横浜市)JV。

 設備工事は業種ごと一抜け方式の採用を予定。電気設備の落札決定は電力設備、弱電設備の順とする。弱電設備の入札参加資格は電気816点以上、県内本店、主任(監理)技術者に1級電気工事施工管理技士配置。入札方式は総合評価落札方式(工事成績等簡易型)。発注規模は税込み予定価格1億6000万円未満。

 伊那新校は伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を統合し、伊那北高校(伊那市山寺)の校地を活用して整備する。なお、新校舎建設第1期工事のうち議会承認案件(5億円以上)となるのは建築工事のみで、契約議案は26年2月定例議会へ提出する予定。同工事の費用として9月補正予算で限度額34億7763万6000円の債務負担行為を設定している(工事監理費等を含む)。

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