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長野県駒ヶ根市

八州・ACAに決まる/竜東拠点施設の基本設計

2025/11/05 長野建設新聞

 駒ヶ根市は4日、中沢新宮川岸地区に計画する竜東振興拠点施設の基本設計業務委託の事業者を八州・エーシーエ設計JVに決定した。履行期間は2027年2月19日まで。今年8月に策定した基本計画で示した事業費は11億4103万円。着工は28年度を予定している。

 事業者の選定方法は公募型プロポーザル方式。応募は1者で、10月30日のプレゼンテーションおよび審査の結果、総合評価点6割以上という最低基準を満たしたため受注候補者に決定した。11月7日に見積入札を行い、翌週10日に契約するスケジュール。プロポーザルで示した業務限度額は2499万2000円(税込)。

 同地区ではリニア工事発生土を活用したほ場整備が進行中。この土地改良事業区域内の一部に非農用地を確保し、農産物直売所や農産物加工施設など農業振興施設を中心とした拠点施設を整備する。

 基本計画で示した施設面積1086㎡の内訳は、農産物直売所721㎡、加工所96㎡、飲食スペース135㎡、トイレ・授乳室66㎡、施設管理スペース68㎡。このほか駐車場、多目的広場、防災倉庫等といった付帯機能の用地が8114㎡。概算費用11億4103万円の内訳は、建築工事費7億7000万円、土木工事費2億6730万円、調査設計費1億373万円(いずれも税込)。

 基本設計の完了後は27年度に実施設計、28年度に施設整備を行い、29年度のオープンを目指す。

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