国土交通省は、直轄土木工事を対象として『賃金・労働時間等の実態調査』を実施する。調査は受注者希望方式。今月中旬から受注者に内容を通知し、承諾した場合に対して行う。年度末には結果を整理する。
調査は賃金の支払いや労働時間の実態を調査する。試行として行うもので、実労働時間を調査する仕組みの構築や調査結果算定方法の確認が目的となっている。受注者は▽日報入力▽契約書▽賃金情報―などを入力する。
今回は受注者の協力が得られる場合に調査を行うが、将来的には発注者指定方式で調査を行う考え。また、調査結果を適切な業者選定に向けて活用することも予定している。
同省では調査を通して受発注者間での「見える化」が進むこと、低価格競争の抑止、適正な賃金確保を期待している。
















