太田市は、2026年度から28年度までの3カ年における第2次実施計画を明らかにした。新規事業としては、太田市民会館の改修工事へ2カ年で事業費2億1900万円を算出した。また、美術館・図書館改修工事として、2カ年で事業費1億7724万8000円を想定する。このほか、産業支援施設設備保全事業へ2施設の改修工事として3カ年で事業費4億4300万円を盛り込んだ。同計画では、3カ年での投資的経費の合計は367億6953万円を算出している。
第2次実施計画は、第3次太田市総合計画において26年度から前期行動計画期間である28年度までの3カ年で行う事業をまとめたもの。総事業数は122事業とし、うち投資的事業数は82事業を設定している。普通建設事業費については3カ年で合計292億9428万6000円を算出し、内訳は◇26年度=111億2243万9000円◇27年度=86億9371万3000円◇28年度=94億7813万4000円-としている。
太田市民会館(飯塚町200-1)は改修工事を行い、施設の長寿命化を図る。事業の内訳としては、27年度に操作卓などの改修工事へ1億4500万円、28年度に吊物関係の改修工事に7400万円を設定した。同館は17年竣工のRC造4階建て、延べ床面積8473・32㎡の規模。
市美術館・図書館(東本町16-30)でも改修工事を計画。26年度は事業費3924万8000円を算出し、空調改修工事を行う。27年度に外壁塗装や防水工事などを想定し、事業費1億3800万円を算出した。同館は17年建設のRC造3階建て、延べ床面積3152・85㎡の施設。
産業支援施設設備保全事業では、テクノプラザおおた(本町29-1)および太田市産業支援センター(吉沢町1058-5)で各種改修工事を実施する。事業の内訳は、26年度にテクノプラザおおたの屋上防水工事に事業費4000万円、27年度は同施設の空調整備などに1億8800万円、28年度に産業支援センターのエレベーター改修工事などに2億1500万円をそれぞれ算出した。テクノプラザおおたは08年建設のS造5階建て、延べ床面積7221・21㎡の施設となっている。産業支援センターは1995年竣工、S造2階建て、延べ床面積4140・78㎡の規模。
このほかの新規事業は次の通り。
【藪塚本町庁舎等改修事業】
藪塚本町庁舎などの集約化や統廃合に向けた大規模改修へ、2026年度と27年度の2カ年で事業費合計1億6000万円を計上した。藪塚本町庁舎・行政センター(大原町459-1)と藪塚本町保健センター(大原町482-1)機能を市役所本庁舎などへ移転し、空き施設となった建物を改修して老朽化が進む藪塚本町中央公民館(大原町505)を移転させる見通し。
【渡良瀬スポーツ広場トイレ整備事業】
利用者の利便性向上のため、渡良瀬スポーツ広場(只上町2862-7)にトイレを整備する。3カ年で9000万円の事業費を予定する。
【公園施設照明LED化事業】
市内一円の公園照明を対象にLED化改修工事を順次行っていく。事業費として3カ年合計7500万円を算出した。
【こどもプラッツ施設整備事業】
余裕教室を確保できない学校で施設整備を行うもの。26年度の事業費として5354万8000円を設定し、旭小学校(東矢島町1249)への施設新設工事を想定する。
















