邑楽町は、長柄幼稚園(狸塚1256)で保育園機能を備えた認定こども園としての整備を計画している。2027年度に長柄幼稚園へ中野幼稚園(中野3176)を統合した上でこども園化、28年4月から3歳未満児の受け入れ開始を目指す。長柄幼稚園で新施設の建設を想定しており、26年度と27年度で設計委託から建設工事の実施を見込んでいる。現段階では、新施設の規模および詳細な整備スケジュールなどは未定。
近年では、子育て世代の核家族化や共働き化が進んでいることなどから、町では3歳未満の乳幼児を受け入れる保育園需要が増加している。そこで、地域ニーズに合わせたより柔軟な保育サービスを提供するため、幼稚園を整備して認定こども園化する。
新たに3歳未満の児童を受け入れるため、幼稚園機能の拡張に向けた新たな施設の建設を予定している。建物には0~3歳児向けの保育室や乳幼児用トイレなどを整備するほか、こども園で離乳食やアレルギー対応食など様々な食事を作る必要があるために、給食室も設ける。
統合先となる長柄幼稚園は14年に竣工されたW造平屋、床面積1213・87㎡の施設。建築工事は徳川組(邑楽町)、電気設備工事をイズミ電機工業(太田市)、機械設備工事を神寛(館林市)が施工した。設計についてはフケタ設計(栃木県宇都宮市)が手掛けた。
中野幼稚園は1980年に建設され、RC造2階建て、延べ床面積1412㎡の規模。統合後に空き施設となる園舎や土地については、利活用方法の検討を進めているところ。
















