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長野県施設課

建築工事は再来週にも/伊那新校の新校舎1期建設

2025/11/08 長野建設新聞

 県施設課は伊那新校(仮称)新校舎建設第1期工事の建築工事を11月17日の週にも公告する。入札方式は総合評価落札方式(工事成績等簡易型)で、入札参加資格は建築一式964点以上、県内本店、主任(監理)技術者に1級建築士または1級建築施工管理技士配置。発注規模は税込み予定価格5億円以上で、契約議案は2026年2月定例議会に提出する予定。

 本案件は10月20日の県建設工事請負人等選定委員会に諮られたが継続審議となり、11月6日に決定した。総合評価の評価項目は審査中。

 工事概要は新校西棟(W+RC造2階建て、延べ4491㎡)の建築および外構工事。工期は約580日で、2027年7月ごろの竣工、同年10月の供用を目指す。設計担当は一級建築士事務所暮らしと建築社(伊那市)・みかんぐみ一級建築士事務所(神奈川県横浜市)JV。

 既報の通り、関連の設備工事の発注形態は電力設備、弱電設備、空調設備、衛生設備の4分離で計画。公告は26年1月下旬を予定している。

 落札者の決定に当たっては業種ごと一抜け方式を採用。4件のうち発注規模1億6000万円未満の弱電設備のみ入札参加資格が決定(電気816点以上、県内本店、1級電気工事施工管理技士配置)しており、他の3件は発注規模が1億6000万円以上のため、11月19日開催予定の建設部選に諮られる。

 伊那新校は伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を統合し、伊那北高校(伊那市山寺)の校地を活用して整備する。新校舎建設第1期工事のうち議会承認案件(5億円以上)となるのは建築工事のみ。事業費として9月補正予算で限度額34億7763万6000円の債務負担行為を設定している(工事監理費等を含む)。

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