上大津小学校整備事業を進める土浦市は、2026年度早期の本体工事発注を計画している。施設はWおよびRC造2階建て、延べ床面積7000㎡規模となる見込み。当初予算に工事費を計上し、6月議会への本契約議案上程を目指して発注手続きを進める。順調なら7月ごろ着工。工期に関しては引っ越し期間を鑑み、当初の計画より短縮して19カ月程度とする。校舎供用開始後に外構等整備工事を進め、29年1月ごろ事業完了となる見通し。
建設地については、上大津東小(沖宿町2489)敷地を含む敷地面積2万4550㎡。教室棟・体育館棟がW造2階建て、特別教室棟はW造平屋建て、RC造2階建ての中央棟で各棟を繋ぐ形となる。延べ床面積は7000㎡程度で計画。基礎構造については直接基礎となる。
各棟の主な諸室として▽教室棟=普通教室(18室)、教職員室、特別支援教室(6室)、中庭▽特別教室棟=音楽室、図工室、理科室、家庭科室▽中央棟=図書スペース、ラウンジ-など。実施設計の中で、特別教室棟の規模縮小なども検討している。
設備関係では床輻射式空調を利用した効率的な冷暖房を検討。太陽光発電と蓄電池(または発電機)を備え、給水方式は直結直圧方式を採用することで防災機能強化を図る。
外構計画としては、既存校舎の南側にグラウンド(7000㎡)を整備。150mトラックおよびサッカーコート(68m×50m)を備える。駐車場に関しては100台程度を確保。体育館の周辺にはマンホールトイレ、かまどベンチを備え、災害時の避難場所としての機能充実を図る。また、既設フェンスをセットバックし、敷地外周に歩道を設ける計画。植栽に関しては既存の桜並木を伐採し、低木を中心に植え替えていく。
現在は楠山設計・須藤設計JVが実施設計の策定を進めている。26年度当初予算に工事費を計上し、議決後早期に校舎・体育館本体工事を発注。6月議会に本契約議案を諮り、7月ごろの着工を目指す。工期は28年1月までの19カ月間。同年2~3月に引っ越し作業を行うため、当初の計画より工期を短縮した。
28年4月の校舎供用開始後、既存校舎の解体やグラウンド整備、歩道整備工事を行い、29年1月をめどに事業を完了したい考え。
本事業は上大津地区における小学校の児童数減少による課題解消のため、上大津東小学校と菅谷小学校を統合するもの。

















