前橋市は2026~27年度における入札参加資格審査申請の変更点を示した。今回から建築工事において主観点が廃止となるため、廃止に伴い格付の等級区分を変更する。また、測量および建築関係建設コンサルタントの格付けについても廃止する。
主観点の廃止は、これまで設定していた加点項目で、主観点評価に対する申請率に横ばい傾向がみられることなどから見直しを実施、市内の各団体と意見交換を進めた上で決定した。廃止により今回の申請から主観点を算出するために必要だった添付書類の提出が不要となっている。
格付基準の変更は、主観点廃止に伴い、調整を行った上で新たに基準を設定している。また、等級基準の変更により現在の等級より格付が上がる場合に現在の等級に留まることができる措置を設けている。残留の希望者は申請時に申請書を添付する必要がある。
主観点における評価項目は個別の入札案件で参加条件などに設定するインセンティブ発注により代替する方針。インセンティブ発注は、これまで主観点の評価項目にあった施工実績や社会貢献、災害対応などを個別の入札における参加条件として設定するもの。入札の全案件を対象とすることは考えておらず、一部での導入となることが見込まれる。26年度からの導入を目指し、現在は具体的な条件など準備を進めているところ。
なお、申請の受け付け期間については建設コンサル等が12月8日~23日、建設工事が26年1月7日~30日までとなっている。
















