記事

事業者
茨城県大洗町

順調なら26年度着工/駅前広場拡張で拠点形成

2025/11/12 日本工業経済新聞(茨城版)

 大洗町は、大洗駅前広場の拡張整備に向けた準備を進めている。本年度に測量を含む詳細設計および用地取得をまとめ、予算措置などが順調に進めば2026年度にも工事に取り掛かる見通し。歩道部の拡張や駐輪場整備、イベントスペースの設置などを想定し、同町の玄関口としてふさわしい街並みを整備する。

 大洗駅前における施工予定箇所は、駅前駐車場北側と南側の出入口付近の歩道を含む全体約1300㎡が対象。ロータリーの整備などにより、狭あいになっているため、現況幅員約4mから10m程度に拡幅する。

 用途は歩道のみならず移動販売車などが出入りし、イベント広場としても使えるようにしていく。最も広い部分ではうみまちテラス側に歩道を含め、約25mに拡幅する。舗装についてはインターロッキングを想定している。

 仕様などについては、ミカミ(水戸市)が実施する測量設計の中で詳細を詰めていく。催事やマルシェなどに利用できるイベントスペースは、地元の意見を反映させながら内容を検討していく方針としている。

 町の玄関口でもある大洗駅は、災害時の一時避難場所でもあることから、利便性や魅力向上により、中核機能の強化を図る。

 町では駅周辺地区都市再生整備計画事業を16年度から実施。工期が23年1月31日まで。20年度には駅前広場および待合室のリニューアル工事を大貫工務店が、22年度には藤井・大貫JVがエレベーター設置やトイレおよび通路スロープ改修を実施した。

記事資料 記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら