全国生コンクリート工業組合連合会(全生連、斎藤昇一会長)は10日、2025年度全国理事長会議および創立50周年記念式典を都内の第一ホテル東京で開催した。大勢の会員や来賓が参集し、50周年を祝った。
開会に当たり斎藤会長は、生コンの需要見込みに触れ「かろうじて6000万立方mを超え、6100万立方mに届くかというところ。官公需が30%を切る状況となり、議連を通じて国や地方自治体に働きかけていかなければならない。このままでは空白地帯が発生する懸念がある」と危機感を表した。また「賃上げと完全週休2日制はひとつのセット。人材を確保する上で必要なことだと思う」と話した。
議事では事業報告のほか、総務委員会、共同事業委員会、技術委員会など各委員会が活動を報告した。
全国理事長会議の終了後には記念式典を催し、来賓の祝辞や祝電を披露。東京科学大学(元東京工業大学)の長瀧重義名誉教授は「JIS A5308レディーミクストコンクリートその成立および改正を考える」と題して記念講演を行った。
祝宴では、自由民主党生コン議員連盟の会長を務める麻生太郎副総裁が「生コンは欠かすことのできない建築資材。今後ますます発展していくことを心から期待している」と述べ、乾杯の発声を行い、歓談へと移った。


















