藤岡市は小林地内にある神流堰撤去に向けて準備を進めており、補助事業採択に向けた要望書をこのほど県に提出した。今後、補助金交付申請などの手続きを経たのちに、順調に進めば2026年度の工事着手を目指す。国土交通省と受託契約を結ぶため、工事は国土交通省が発注する見通しとなっている。受託契約については現段階において、来年度早々が見込まれる。
補助事業を活用して工事を行うため、24年度に補助事業計画作成業務を群馬県土地改良事業団体連合会(前橋市)が手掛けた。
補助事業計画作成の業務では、補助事業として実施するために必要な◇計画概要書作成◇経済効果の算定◇添付する図面作成-などを実施。
神流堰は国道254号藤武橋南側に位置しており、約160mの延長。水を取り込むための穴が開いたアーチカルバート構造となっている。神流川から神流堰で取水し、東京コンクリート工業(小林1103-1)と藤岡コンクリート工業(小林735)の間を約500mの導水路で通り、笹川で合流。笹川で再取水して各地区に配水していた。現在は使用していないため、河川内にある占用施設を撤去する。
神流川左岸側に整備されている堤防から藤武橋のP1橋脚とP2橋脚に挟まれた位置を通り、既存集水桝までを結ぶ延長168・2m部分を撤去する。21年度に撤去設計業務を冨永調査事務所(高崎市)へ委託、22年度に繰り越して業務を行った。
















