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群馬県明和町

大佐貫・大輪線道路新設事業で橋の詳細設計を26年度

2025/11/19 群馬建設新聞


明和町は、大輪地内で(仮称)大佐貫・大輪線の道路新設事業を進めている。2026年度に大輪工区内で新堀川へ架設する新橋の詳細設計業務を委託する。入札方式は指名競争入札が想定される。本年度は、同工区の道路線形や橋の架設箇所などを詰めており、年度内に線形などを決定する。同工区の道路設計や橋梁予備設計と地質調査業務を技研コンサル(前橋市)へ委託している。

同事業は、千代田町中森地内と隣接する区間から、大輪中工業団地区域を抜けて国道122号へとつながる路線整備をするもの。新設道路の建設から、一部区間では既存の農道などを改良して町道認定を目指す。大輪工区と大佐貫工区の2工区に分けて事業を推進しており、全体の計画延長は1500m、幅員約10mの道路となる。

大輪工区では区間内に新堀川が縦断しているため、新橋の架設を計画。渡河部分の川幅は20m程度。川周辺の線形を詰めている段階。年度内に道路や橋梁予備設計が完成する見込み。

同工区では、造成工事を進めている大輪中工業団地東側区画で線形が決定し、26年度以降に工事発注する。延長400m区間について詳細設計業務を技研コンサルが担当しており、農地や工場地帯などを通るため用地の取得などをこれから進める。

また、本年度は千代田町付近に位置する既存農道の改良工事を発注した。延長600m区間を3分割して入札しており、分割1号を明石工業(明和町)、2号は荒井建設(明和町)、3号を司建設(明和町)がそれぞれ受注した。

なお、同道路新設事業の大佐貫工区については新堀川を渡河した東側から国道122号までの区画。線形などは決まっておらず、設計なども未着手となっている。大輪工区の整備が進み次第、詳細を詰める。

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