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群馬県林政課

地域森林計画案など示す 林道高平線拡張盛る

2025/11/20 群馬建設新聞


県林政課は新たに樹立する利根川上流地域計画案および、利根川下流地域、吾妻地域、西毛地域の森林計画変更計画書案を示した。利根川上流地域では林道高平線(沼田市)の拡張を新たに追加。利根川下流地域は林業専用道潜下支線(渋川市)の開設と林道白倉線(みどり市)の拡張を新規に加えたほか、林道梅田小平線(桐生市)および林道梨木沢線(桐生市)の実施内容の変更を盛り込んだ。吾妻地域では林業専用道袋倉線(嬬恋村)の開設や林道上ノ原線(嬬恋村)および林道仙貫線(高山村)の拡張を新たに追加。西毛地域については林道平原線(下仁田町)の拡張を新たに加えたほか、林道川和線(上野村)で実施内容の変更を実施する。

地域森林計画は10年間の計画となり、5年ごとに10年間の計画を樹立。計画変更の必要性に合わせて変更を実施している。

利根川上流地域は2021年度の策定から25年度で5年目を迎えることから新たに計画を策定する。計画期間は26年度~35年度と設定している。拡張路線として新規に追加した高平線は延長1㎞の改良・舗装を実施する。計画全体では開設事業が26路線8・7㎞、拡張事業として72路線122・2㎞の計画となっている。

利根川下流地域の計画期間は22年度~31年度を設定。潜下支線は3㎞の開設を行う。新規路線の白倉線は100mの改良を実施する。梅田小平線と梨木沢線の実施内容の変更では新たに舗装を追加した。延長はともに500mを計画。変更により開設事業が14路線17㎞、拡張事業は109路線79・4㎞となる。

吾妻地域は計画期間として23年度~32年度を設定している。袋倉線では1・2㎞の開設を盛り込んだ。上ノ原線は100mの改良、仙貫線では100mの改良・舗装を行う計画としている。変更により開設事業が9路線18・6㎞、拡張事業は83路線110・4㎞となる。

西毛地域の計画期間は25年度~34年度を設定。平原線は100mの改良、川和線については実施内容の変更として舗装を新たに追加した。延長は2㎞を計画。変更により開設事業が36路線28・5㎞、拡張事業は248路線348・5㎞となる。

利根川上流地域森林計画案や利根川下流地域や吾妻地域および西毛地域の森林計画変更計画書案は12月の森林審議会で審議し、その後国との協議を経て策定となる。

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