県諏訪建設事務所が諏訪湖スマートICのアクセス道路として整備中の主要地方道諏訪辰野線道路改築事業(諏訪市有賀)で、有賀峠側の整備に向けた地質調査業務3件を12月中に公告する。19日の建設部建設工事請負人等選定委員会で審査、了承された。入札参加基本要件は地質調査かつ建設コンサルタント(地質又は、土質及び基礎)かつ同(トンネル)、県内本店または営業所。発注規模は税込み予定価格2000万円以上3000万円未満。3件のうち2件は一抜け方式を採用する。
同事業の全体整備区間は2.7㎞。このうち今年7月のIC開通に合わせて、諏訪湖側からIC上り口までの1.4㎞を供用開始した。今後、有賀峠側1.3㎞を整備するため地質調査業務を発注する。開札予定時期は2026年1月上旬で、履行期間は約240日(債務負担行為設定済)。
入札方式は総合評価落札方式(技術者実績等簡易型)。3件の入札参加資格は共通で、同種業務要件は「地質解析(トンネルに関する調査)業務の実績」。また技術者要件で、管理技術者と照査技術者にそれぞれ技術士応用理学部門(地質)、技術士建設部門(土質及び基礎)の配置を求める。兼務は不可。
業務名は「令和7年度防災・安全交付金(道路)事業に伴う調査業務」。
3件の業務概要は次の通り。
◆有賀(1)=機械ボーリング(鉛直下方)N4本(ΣL90m)、同(水平)N1本(L100m)、標準貫入試験N90回、室内試験一式、解析等調査一式※一抜け方式(落札決定順位1位)
◆有賀(2)=機械ボーリング(鉛直下方)N3本(ΣL60m)、同(水平)N1本(L100m)、標準貫入試験N60回、室内試験一式、解析等調査一式※一抜け方式(落札決定順位2位)
◆有賀(3)=弾性波探査N1業務、電気探査N1業務、解析等調査一式
















