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群馬県前橋市

前橋市が11月定例議会の補正予算案示す

2025/11/21 群馬建設新聞


前橋市(小川晶市長)は20日、第4回定例議会に上程する補正予算案を明らかにした。ゼロ市債として一般会計、水道事業会計、下水道事業会計を合わせて51億9043万8000円を設定。このほか、前橋総合運動公園のコミュニティプール改修設計業務委託料2800万円なども債務負担行為に設定している。

ゼロ市債は、公共工事の平準化と早期着手を図るためのもの。主な事業としては、一般会計で道水路補修改良事業2億8800万円、水道事業の施設改良事業7億3200万円、下水道事業会計の改築更新事業1億3000万円などとなっている。

うち、水道事業会計では、ゼロ市債分の発注から小規模デザインビルド方式の導入を予定している。同方式は、詳細設計図の代わりに発注者が施工区間や管種・口径、延長などを記す概略平面図を用意し工事を発注。受注者が現地調査・試掘を実施し、管割りなどを示す配管詳細図を作成、施工するもの。ゼロ市債分の工事全てを同方式にするのではなく、一部での導入を見込んでいる。

前橋総合運動公園内にあるコミュニティプール(荒口町437-2)は、老朽化に加えて管理用足場が落下する危険性があったため、2023年10月から施設を休止している状況なことから改修を計画。予算可決後に委託する設計の中で、工事が必要な箇所を洗い出す方針。

このほか、建設関連の予算としては道水路補修改良事業費6000万円を追加。また、債務負担行為で、第八次総合計画策定支援業務委託として26~27年度を期限に3000万円などを設定している。

このほか、前橋工科大学2号館・図書館改築工事で債務負担行為を変更しており、当初の23億5698万3000円から38億6053万8000円とした。合わせて、本年度事業費分を全額減額補正している。

なお、今回の補正予算で一般会計予算に17億5016万4000円を追加。総額1600億8661万4000円とする。

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