松戸市は12月1日開会の12月定例議会で、一般会計補正予算案第7回および第8回の承認を求める。第7回では、新焼却施設建設・管理運営業務に2053年度までを期間とする限度額1033億9927万2000円の債務負担行為を設定。可燃ごみの安定的かつ効率的な適正処理体制を構築するため、旧クリーンセンター用地に新焼却施設を整備する。27~33年度に実施設計、解体工事、建設工事を進め、34年度に稼働を開始する。運営維持管理期間は53年度まで。
新焼却施設の建設予定地は、高柳新田37の旧クリーンセンター跡地。事業実施区域面積は約3万6000㎡。建設予定地にあるクリーンセンターは、19年度末に耐用年数を迎え、稼働を停止した。
施設配置計画は、工場棟および管理棟約6000㎡、計量棟約50㎡、駐車場約4500㎡、災害廃棄物仮置き場200㎡、多目的広場など。工場棟と管理棟は合棟とし、敷地北側に配置する。
ごみ処理方式は「焼却方式(ストーカ式)+残さ処理」を採用。1日当たりのごみ処理量402tとする。
第8回補正では、新庁舎整備に係る仮庁舎賃借料1369万7000円、仮庁舎仲介手数料306万2000円を計上。松戸ビルヂング事務所棟・商業棟の26年1月契約予定の賃借料を増額するほか、新たな仮庁舎移転先として京阪松戸ビルを追加する。契約予定延べ床面積は約566㎡。
そのほか、衛生会館排水ポンプ・制御盤交換修繕253万円、小学校施設維持管理事業4380万円、中学校施設維持管理事業2500万円などを盛り込んでいる。
第7回補正により4億9188万6000円、第8回補正により1675万9000円を追加し、現計予算と合わせた総額は2000億9233万7000円となる。
















