記事

事業者
群馬県渋川土木事務所

県道南新井前橋線4期工区バイパス整備事業で改良工2件

2025/11/29 群馬建設新聞


県渋川土木事務所は、榛東村新井地内で行う道路改良工事2件を近く一般競争入札で公告する。県道南新井前橋線4期工区バイパス整備事業の道路改良分割13号、分割14号として行うもの。分割13号は榛東村役場西交差点周辺、分割14号は主要地方道高崎安中渋川線との交差点周辺で工事を計画している。設計はどちらも技研コンサル(前橋市)が担当した。

分割13号は、同バイパスと県道水沢足門線、村道0102号線が接続する榛東村役場西交差点の改良工事。バイパス部分の改良は施工延長31mで、土工(掘削)をボリューム892・9立方m、舗装工(車道・歩道)を面積694・1㎡、排水施設工を延長116mで整備する。舗装構成は車道部が◇下層路盤、厚さ35㎝=再生砕石40◇上層路盤、厚さ15㎝=粒度調整砕石30◇基層、厚さ5㎝=改質アスファルト◇表層、厚さ5㎝=改質アスファルト-で、歩道部が◇フィルター層、厚さ5㎝=砂◇路盤、厚さ10㎝=再生砕石30◇表層、厚さ3㎝=透水アスコン-で施工する。排水施設工は、主にプレキャストボックスで整備を行う。

また、県道と村道部分の改良として、施工延長146・9mで、土工(掘削)をボリューム2005・1立方m、舗装工(車道・歩道)を面積1520・4㎡、排水施設工を延長213・3mで整備する。舗装構成は、車道部が◇下層路盤、厚さ20㎝=再生砕石40◇上層路盤、厚さ20㎝=粒度調整砕石30◇表層、厚さ5㎝=再生密粒度アスコン13-で、歩道部はバイパス区間と同様に施工予定。排水施設工は、路線の主に西側を対象に、300㎜×400㎜などのU型側溝と300㎜×300㎜の管渠型側溝などを使用し整備する。

分割14号は、同バイパスと主要地方道高崎安中渋川線との交差点から西側の施工延長40mの区間で改良工事を行う。施工内容は土工(掘削)を288・9立方m、舗装工(車道・歩道)を面積570・9㎡、L型擁壁を延長58・6m、排水施設工を延長85・2mで整備する。舗装構成は、車道部が◇下層路盤、厚さ35㎝=再生砕石40◇上層路盤、厚さ15㎝=粒度調整砕石30◇基層、厚さ5㎝=改質アスファルト-で、歩道部は◇フィルター層、厚さ5㎝=砂◇路盤、厚さ10㎝=再生砕石30◇表層、厚さ3㎝=透水アスコン-で施工する。L型擁壁は路線の北側と南側の路肩部分に整備する。排水施設工は路線の北側と南側を対象に300㎜×300㎜の管渠型側溝などを使用し施工予定。

県道南新井前橋線バイパス4期工区の全体計画は主要地方道高崎渋川線バイパス雛子交差点から榛東村役場西交差点までの2550mで道路新設を行うもの。計画幅員は12・5mで、内訳は歩道(両側)=2・5m×2および車道(2車線)=3・25m×2となる。現道は道幅が狭い上、交通混雑が発生しており、緊急輸送道路でありながら円滑な車両の走行に支障が出ている状況。バイパス整備により走行を円滑にし、駒寄スマートインターチェンジへのアクセス性も向上させることを目的としている。これまでに全体計画の約7割に当たる約1900mの道路改良工事が完成しており、2026年度の事業完了を目指す。

今後は、引き続き残る道路改良工事や(仮称)群馬用水橋と八幡橋の上部工、舗装工事などを順次発注していく方針。

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら