県土木部は、同部および交通政策局が発注する全ての工事・業務委託においてクマ対策に要する費用を適切に計上するための取り扱いを決めた。対象費用は当初設計では計上せず、受注者の発議による打合せ簿により対策内容や見積書などから妥当性を確認し、設計変更の対象とすることを指示する。
主な対策例は、クマ鈴、クマ撃退スプレー、笛やホイッスル、忌避剤、爆竹、電気柵、やぶの刈払いなど。受注者は現場完了後、対策の内容が確認できる写真や領収証などの資料を発注者へ提出し、監督員が実施の適切性を確認、変更設計書に費用を計上する。工事は共通仮設費に、業務委託は直接経費の安全費等に積上げ計上する。
県土木部では、県内各地でクマによる人身事故や目撃情報が多発し、工事現場などでもクマに襲われる事故の危険性が高まっていることを踏まえ、今回の対応を決めた。
















