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群馬県片品村

下水道事業でウォーターPPP検討

2025/12/04 群馬建設新聞


片品村は下水道事業においてウォーターPPPの導入に向けた検討を進めている。2027年度に導入可能性調査を委託する方針を示しており、現段階での計画としては、管路更新における国費支援の要件化などの状況を踏まえ、29年度から導入に向けた事業者選定などに入りたい考え。

現時点では、管理・更新一体マネジメント方式での導入を予定しており、民間事業者が維持管理と更新を一体的に実施する更新実施型での運用を想定している。

同村の下水道事業は、特定環境保全公共下水道事業と農業集落排水事業で運営している。特定環境保全公共下水道の供用開始年度は01年度で、越本から戸倉までの北部地区を対象に、処理区域面積81ha、管路総延長26㎞で整備されている。処理場は北部浄化センターの1カ所となっている。

農業集落排水事業は1994年度の供用開始で、菅沼地区と花咲地区を対象に処理区域34ha、管路総延長13㎞で運営されている。処理場は菅沼クリーンセンターと花咲クリーンセンターの2カ所となっている。

同村では、毎年計画的に下水道管路の点検業務を行っており、点検結果によって補修工事などの対応を行っている。25年度は、北部地区の一部を対象とした点検業務をオウギ工設(前橋市)が受注した。

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