北陸地方整備局長岡国道事務所は11月26日、冬季の大雪による国道、主要幹線道路での車両の大規模滞留回避を目的とする机上での情報伝達訓練を実施した。14機関が参加し、滞留回避の手順を確認した。
机上訓練は魚沼・南魚沼圏域において予防的広域通行規制(同時通行止め)を実施し集中除雪を行う中、国道17号湯沢町三俣地先において発生したスタック車両を排除する想定で行われた。
同事務所の災害対策室には直轄情報班、広報班などに分かれた職員が5待機。ウェブでつないだ参加機関と顔合わせを行い、災害対策基本法に基づく国道の集中除雪、区間指定に関する調整、各種システムの操作方法に関する情報を交換。新潟地方気象台による72時間予測で3時間30㎝を超える降雪との予報を受け、情報連絡本部を開設し、予防的通行規制に向けた各機関との情報共有を図った。
本年度は魚沼・南魚沼圏域冬期道路交通確保連絡会議の構成員である長岡国道事務所、県魚沼地域振興局、県南魚沼地域振興局、魚沼市、南魚沼市、湯沢町、ネクスコ東日本湯沢管理事務所、県警高速道路交通警察隊、小出警察署、南魚沼警察署、魚沼市消防本部、南魚沼市消防本部に加え、ネクスコ東日本高崎管理事務所、高崎河川国道事務所の2機関が参加。県境の三国方面での連絡体制を強化したい考えだ。
時系列で進む本部との応答で各機関は、除雪体制準備、出控えの情報発信、除雪車両待機、ホームページでの広報、パトロール強化、SNSでの注意喚起などを行った。
【写真=関係機関と情報共有した】

















