小美玉市が12月市議会に提出した補正予算案(第6号)の内容が明らかになった。小河城跡地周辺(旧小川小学校)への公園整備には測量・調査委託費1318万8000円を計上。急傾斜地の解消に向けた内容をまとめ、早ければ2026年度から工事に取り掛かる。空の駅「そらら」では、レストランの改装に伴う設備や看板などの更新費用に2106万円を増額した。
小河城跡地周辺地区では、旧小川小の敷地を活用した公園整備を計画している。城跡特有の地形により急傾斜地が生じており、その解消が急務となっている。本補正予算による測量・調査業務では、傾斜地解消に向けた具体的な方策を取りまとめる。
順調に進めば26年度の工事着手を見込んでおり、2カ年程度で工区を分け、進めていく計画としている。市の都市再生整備計画による公園規模は1万6700㎡。東屋やトイレなども設ける。全体事業費は3億2000万円を算出している。
空の駅「そらら」では、このほど指定管理者制度を導入し、事業者に塚原緑地研究所(千葉県)を選定。来年4月の受け渡し前にレストランの改装や厨房機器(フライヤー、冷蔵庫)の更新を行うほか、駐車場の区画線を引き直す。
さらに、看板の取り換え(179万7000円)や整備を進めているドッグランへのフェンス等移設工事(198万円)を実施する。同者による指定管理期間は31年3月末まで。
道路関係では、市内全域における舗装・路盤補修工事費に1500万円、側溝・縁石等補修工事費に500万円、維持修繕費には600万円を付けた。
学校関連については、羽鳥小学校の増築校舎へ給食を配膳するための渡り廊下設置工事費に290万4000円、中学校への校舎改修工事費には398万2000円を計上した。
このほかの工事関係では、美野里地区公民館への電気設備更新工事に282万7000円、やすらぎの里茶道棟の空調設備故障による更新工事に484万円を措置。さらに、希望ヶ丘公園修繕工事に321万5000円、玉里運動公園修繕工事には221万7000円を盛り込んだ。
本補正では全体で2億8651万8000円を追加し、一般会計予算総額を270億5482万4000円とした。
市議会は3日に開会しており、10~11日に行われる一般質問などを経て、19日の採決・閉会を予定している。
















