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群馬県玉村町

玉村町が役場庁舎増築へ26年度

2025/12/06 群馬建設新聞


玉村町は役場庁舎(下新田201)の増築を計画している。2025年度中の基本計画策定を目指して作業を進めており、早ければ26年度にも設計へ移りたい考え。基本計画策定業務は、福島建築設計事務所(前橋市)が作成している。建設予定地は、既存庁舎の北側を想定している。このほど可決となった12月補正予算には、役場庁舎増築事業として測量業務委託料182万6000円を計上。年内の指名競争入札を目指す。

役場庁舎は1985年築造のRC造4階建て、延べ床面積3695㎡の規模。施設内部は、1階に各課の執務室に加えて保健センター機能を設置。2階は各課の執務室、会議室、相談室など。3階は各課の執務室と各種会議室、4階部分に議場など議会機能を設けている。また、エレベーターを1基設置している。直近で実施した大きな工事は、2012年度に発注した役場庁舎外壁改修工事となっている。このほかの工事としては、庁舎内のトイレ改修工事や監視カメラ設置工事など小規模なものを中心に実施している。

増築は、役場庁舎建設時から社会情勢が変化し、相談室や会議室などの機能が不足、施設全体で狭あい化していることなどを受けて計画した。福島建築設計事務所が進めている基本計画策定業務では、庁舎の北側に隣接している公園の敷地を対象として、新たな施設を整備することでの対応を基本に検討を進めているところ。

12月補正予算で確保した測量業務委託料は、既存の役場庁舎を含む事業予定地で現在の状況を確認するもの。年内の指名通知に向けて準備を進めている。測量業務の結果を、基本計画策定に生かすとしている。

年度内の策定を見込んでいる基本計画では、整備に必要な条件や増築する庁舎に必要な機能および規模、機能の配置案、概算事業費などをまとめるとしている。基本計画の策定後、事業の具体化を進めていき、早ければ26年度中の設計着手を目指している。

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