国土交通省は経営事項審査(経審)の審査項目である「建設機械の保有状況」について、加点対象となる機種として「不整地運搬車」と「アスファルトフィニッシャー」の2機種を追加する。保有台数に応じて「その他審査項目(W点)」として最大15点を加点するもので、現行の9機種から11機種に拡大となる。2日に行われた中央建設業審議会(中建審)総会において了承された。
建設機械の保有状況への加点については、現行の制度では、災害時の復旧対応への使用や定期検査により保有・稼働確認ができる9種類(ショベル系掘削機、ブルドーザー、トラクターショベル、締固め用機械、解体用機械、高所作業車、モーターグレーダー、移動式クレーン、ダンプ)を対象としている。今回は新たに、2022年度に実施したアンケート調査と能登半島地震で応急復旧工事に活用された建設機械の状況を受けて2機種を追加、多様な災害への対応を図る。
















