高根沢町は15日、2026年度当初予算案を公表した。一般会計は前年度比7・7%増の141億2000万円。普通建設事業費は29・6%増の27億4872万6000円。新規は新庁舎及び文化・スポーツ複合施設建設工事など新庁舎建設事業、新庁舎接続道路整備測量・設計業務、阿久津中学校大規模改修工事、中学校体育館エアコン設置設計・工事を盛り込んだ。(4面に主要事業予算額)
事業費は新庁舎建設が8億7166万7000円。建設工事のほか、監理業務や設計意図伝達業務も充てる。新庁舎接続道路整備は1020万円。設計延長は120m、実施時期は26年4月から27年2月まで。
阿久津中は4億4370万円。26~28年度にかけて仮設校舎を設置して実施。大規模改修工事に併せた太陽光発電設置工事に55万円を措置した。大規模改修工事は25年度に着手予定だったが、学校施設環境改善交付金が不採択となり国庫補助の財源確保ができず延期。
11月に阿久津中学校校舎長寿命化改修の学校施設環境改善交付金事業採択などを求める要望書を国に提出した。中学校体育館エアコン設置は1億8770万円。
総務費は町民広場内既存施設解体事業に1億1800万円、新庁舎ネットワーク整備事業に1155万円を充当。
町民広場内既存施設解体事業は新庁舎及び文化・スポーツ複合施設整備にあたり、町民広場内の既存施設の解体、埋設配管や外構等の構造物撤去、樹木の伐採伐根を実施。新庁舎ネットワーク整備は安全性と将来の拡張性に優れたネットワーク環境を検討・設計する。
土木費は橋梁修繕事業に1億9115万8000円、都市再生整備計画事業に1億88万2000円、町道380号線舗装修繕工事に4584万8000円、町道700号線道路改良工事に4126万5000円、町道108号線舗装修繕工事に3410万円、宝積寺西通り整備事業に3004万9000円を計上。
橋梁修繕事業は橋梁16カ所の点検のほか、302-3号橋・跨線橋修繕工事を実施。都市再生整備計画事業は宝積寺東部地区の住環境を整えるため、26年9月~27年3月に東町北区の町有地に浸透槽を設置する。
工事延長は380号線が200m、700号線が200m、108号線が100m。宝積寺西通り整備事業は宝積寺駅西第2地区整備のため、都市計画道路未相続共有地の取得、所有権移転に関する業務に充てる。
教育費は町民広場野球場フェンスへのマット設置工事に2304万5000円、仁井田体育館スカッシュコートエリアの建物老朽化による外壁改修工事の設計業務に389万4000円を配分した。
このほか、防災重点農業用ため池大溜の防災工事に1億6400万円、のびのび保育園改修事業に1786万4000円、道の駅たかねざわ元気あっぷむら本館屋根外壁工事設計業務に780万円を計上。
のびのび保育園改修事業は老朽化した園舎改修のため、26年度から一時的に公立保育園をにじいろ保育園に集約し、改修工事を実施するための設計業務を委託。改修工事完了後はのびのび保育園へ移り公立保育園の集約が完了する。
下水道事業会計の資本的支出は前年度比12・3%減の6億1362万9000円。資本的支出は宝積寺西町地区の汚水管渠整備事業費減で収支ともに減少する見込み。水道事業会計の資本的支出は128・3%増の7億5890万5000円。資本的収支は光陽台地区の老朽管更新事業費増で収支ともに増加する見込み。
















