県中北建設事務所峡北支所は、韮崎市藤井町において国道141号(南下條Ⅱ期工区)道路事業を計画している。今後は予算要望したのち、2026年度は測量と詳細設計業務を進める予定。設計業務等が順調に進めば、27年度から電線共同溝の整備工事に着手する見通しとしている。
韮崎市藤井町南下條地内を走る国道141号の一部区間において、電線共同溝の整備を計画している。
対象区間は、第一次緊急輸送路に指定されている。沿道の周囲には多くの電柱が備わっており、地震等の自然災害が発生した際には揺れの影響により倒壊して道路を寸断させる恐れがある。
該当場所が市の中心部に位置する街中であることや防災面などの観点から、緊急時の避難や救助機能の確保、緊急輸送路を通行する車両の支障とならないように都市災害対策を図る方向。
県では対象区間に対し電線共同溝を整備して、電気等のライフラインの強化や歩行者等の安全を図り、道路通行空間の確保につなげていく。
整備内容については、相垈交差点から東中学校前交差点までの区間とし、現時点でL280mを想定する。
対象区間の両側を対象とし、合わせてL560mの整備を計画している。工事では既存の電柱を撤去したのち、電線類の地中化を図る。
今後の動きとしては、事業に必要となる予算要望を行い、26年度に電力や通信関係との調整を図りながら、測量や詳細設計業務を進める方向。調整や測量等が順調に進めば、27年度から電線共同溝工事に移る見通し。完成見込みとしては、32年度を目指して進める。
なお、国道141号(南下條Ⅱ期工区)の道路事業に係る総事業費には、約4億円を想定している。
【写真=韮崎市藤井町で電線共同溝を計画】
















