長岡市の新潟大学附属長岡小学校の5年生と6年生が14日、授業の一環として実施している長岡駅前大手通り沿いにある「Wiseビル」の一室をリノベーションする学習の成果を発表した。小柳建設(三条市)が開設したコワーキングスペース・アッセンブル長岡の1室を、子どもたちのアイデアでリノベーションする企画で、長岡小学校と新潟工科大学(柏崎市)、小柳建設が産学連携によるプロジェクトを進めてきた。長岡小では本年度から新教科「ものづくり科」がスタートし、5・6年生の授業にプロジェクトを位置付けており、新潟工科大の倉知徹教授からの提案を受け、試行錯誤しながらイメージを膨らませてきた。
当日は長岡市立劇場で学習発表会が開かれ、6年生が同ビルの1室を対象とした1年間の学習とリノベーション実践の成果を発表。5年生が同ビル1階の空きスペースを対象として10月以降に学んできた内容を発表し、参加した企業(小柳建設、山﨑組、ワシヅ設計、大森木工)が審査した。
6年生は、現地見学、模型制作、コンペの取り組み、CAD、クラウドファンディング、営業活動、実施設計、返礼品作成までの取り組みを各グループが発表。5年生は、16チームが作品をポスターと模型で展示し、児童が来場者に説明しながら気に入った作品に投票してもらい、上位4チームを選出。各チームの発表に対し、審査員が講評を行った。
来年2月にはリノベーションが完成する予定で、長岡小の児童も施工のお手伝いを予定している。5年生のアイデアに関しても実際に生かせるよう、今後実現を目指していく見通しだ。
【写真=5年生によるポスターセッション、6年生による成果発表】
















