県桐生土木事務所は、みどり市大間々町下神梅および塩原地内で進めている国道122号渡良瀬幹線道路(塩原工区)整備について、近く指名競争入札で道路改良工事を発注する。道路新設に向けて、路床および路盤工を実施する。
施工場所は、塩原地内の整備区間において、終点に位置する福岡大橋から西へ約200m進んだ箇所となる。工事は延長約200mを対象に、路床の置き換えから基層までを整備する。
工事概要は、路床置き換え工を約1000立方m実施する。また、車道舗装工として面積約2000㎡を対象に施工し、舗装構成はそれぞれ◇下層路盤工=t15㎝、上層路盤工=t15㎝◇基層=t5㎝-となる。併せて、延長200m程度で排水整備として側溝も布設する。新設道路の幅員構成は、道路幅員が全幅10・5m、車道幅員は6・5m、路肩1・5m、片側歩道2・5mの規模。
塩原工区は下神梅地内を起点とし、旧福岡西小学校(塩原363)の西側を通り、渡良瀬川を渡る福岡大橋の北詰にある県道根利八木原大間々線と小平塩原線の交差点を終点としている。整備延長は1・4㎞で一部区間は根利八木原大間々線を改良する。幅員は全幅10・5m。幅員構成は車道部6・5m、路肩1・5m、片側歩道2・5m。終点となる交差点に信号機や横断歩道の設置も予定する。歩道は下り線側に設置する計画となっている。道路の詳細設計は技研コンサル(前橋市)が担当した。
現道の国道122号は雨量通行規制区間や斜面崩壊危険区域が存在し、緊急輸送道路でありながら、災害時に通行止めとなるおそれがあるため、渡良瀬幹線道路を新設し、危険箇所を回避することで災害時にも機能する強靭な道路ネットワークが確保される。みどり市内を南北に貫く国道122号のうち、下神梅地内から大間々町桐原地内の上桐原交差点までの約1600m区間は通称「七曲がり」と呼ばれている。事業は急カーブが連続する難所を改善するものとなる。渡良瀬川と急峻な崖に挟まれており、連続雨量150㎜で通行止めとなる規制区間。落石の危険性もあることから、安全性の確保や移動時間短縮を目的に、渡良瀬川左岸側に新たな道路を計画した。
















