神栖市の12月補正予算案が明らかになった。水道事業会計補正予算案(第1号)では、配水管更新工事費に4億9606万7000円、配水管拡張工事費には3億1760万3000円を充当。2026年度分を前倒して執行する。一般会計補正予算案(第4号)では防災行政無線整備事業に合計6085万4000円、中央公民館空調機更新工事費3745万7000円などを盛り込んだ。
配水管の拡張・更新事業においては10路線L3460mの新設、5路線L1750mの更新工事(撤去分L1880m)について26年度分の国庫補助事業を前倒しで予算計上した。
うち、大野原1丁目外の更新工事(L780m)には3カ年総額2億6400万円の継続費(25~27年度)を設定した。25・26年度分の1億1946万円は歳出予算の配水管更新工事費4億9606万7000円に含まれる形となる。
一般会計の主なものでは防災行政無線親局設備の更新工事費として5313万円を充当。故障したシステムの更新を行うもので、来年12月ごろの完了を目指す。また、Jアラート受信機更新工事には772万4000円を付けた。防災気象情報の体系整理を踏まえた運用変更に対応可能な新型受信機を設置。来年8月ごろの出水期までに設置完了したい考え。
中央公民館(溝口4991-4)においては故障により利用不可となっている小ホール空調機の更新工事を行う。工事費3945万7000円、設計委託費136万円、監理業務委託費95万1000円を確保した。施設はRC造一部SRC造3階建て、延べ床面積2806・96㎡、1981年度築。小ホールは339㎡を有し、300人程度が収容可能。
補正予算規模は一般会計が10億6182万9000円、水道事業会計の資本的支出については8億1367万円の増額とする。可決後の累計総額に関しては一般会計が461億5088万4000円、水道事業会計(資本的支出)は26億7145万7000円となる見通し。
















