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国土交通省は国補正予算を明らかに

2025/12/19 群馬建設新聞


国土交通省は国補正予算が可決されたことを受け、群馬県内の事業配分を明らかにした。県や市町村の配分額は総額250億300万円となった。道路局の直轄事業では国道50号前橋笠懸道路、国道17号中村交差点立体などに配分し、県の補助事業では上信自動車道吾妻東バイパス2期および吾妻東バイパスなどに事業費を割り当てる。水管理・国土保全局の河川事業では利根川上流河川改修事業を推進する。

道路局のうち、直轄事業における最も大きな事業費となったのは国道50号前橋笠懸道路(前橋市~みどり市)の18億5000万円。災害時において、緊急車両や一般車両の通行を確保するため、改良工事を行い、道路ネットワークの整備および機能強化を推進する。このほか◇国道17号中村交差点立体(渋川市)=5億円◇国道17号綾戸バイパス(渋川市~沼田市)=2億円◇国道17号(渋川市)渋川西バイパス=1億円◇国道17号上武道路(太田市~前橋市)=1億5000万円-などを配分。県の補助事業では上信自動車道吾妻東バイパス2期へ事業費30億円、吾妻東バイパスには事業費25億円、嬬恋バイパスに事業費6000万円などを割り当てた。また、無電柱化推進計画事業へ事業費4億3300万円、橋梁長寿命化修繕計画へ事業費12億6800万円などが主要な事業となる。

水管理・国土保全局の河川事業では直轄事業として、伊勢崎市、明和町、茨城県古河市および守谷市、栃木県小山市などにまたがる利根川上流河川改修事業へ事業費23億5200万円を配分している。県の補助事業で最大となったのは休泊川(大泉町)流域治水対策で3億5000万円を配分。男井戸川(伊勢崎市)流域治水対策は3億円の事業費となった。河川メンテナンス事業では泉野川(板倉町)の北調節池排水機場で特定構造物更新事業を行うほか、谷田川など(板倉町ほか)の蛇沼川排水機場などで応急対策事業を計画する。

砂防事業では直轄事業として、高崎市倉渕町川浦地内で整備を行う烏川の床固工へ1億300万円、嬬恋村鎌原地内で計画する砂防堰堤工を赤川砂防堰堤群で1億7800万円、濁沢砂防堰堤群へ1億5400万円を充てている。また、地すべり対策事業として藤岡市譲原地内で進めているアンカー工へ1億4000万円を配分した。県への補助事業では各市町村への砂防メンテナンス事業の老朽化対策へ6億7000万円を充てる。このほか事業間連携砂防事業で◇内匠(富岡市)=1億500万円◇奈女沢(みなかみ町)=8000万円◇上中尾(渋川市)=5600万円◇夏保沢(沼田市)=4000万円-を配分した。

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