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群馬県昭和村

昭和インター線森下工区で交通安全施設施設と区画線整備

2025/12/23 群馬建設新聞


県沼田土木事務所は、昭和村森下地内で行う交通安全施設整備工事と区画線工事を一括で2026年1月に一般競争入札で公告する。主要地方道昭和インター線森下工区バイパス整備事業として行う工事で、施工中の1工区で道路改良工事などが完了を迎えるため発注する。工期はフレックス工期を活用し約8カ月を見込んでいる。設計は技研コンサル(前橋市)が手掛けた。

現在施工中の1工区では、大規模な掘削工と主要構造物であるブロック積工、擁壁工、法面工が完了。道路改良工事も完了するため、交通安全施設の整備と区間線工事を行う。国土強靭化の社会資本総合整備事業として行うもので、今回発注する交通安全施設の施工延長は約120m。遮音フェンス工を延長約180m、ガードレール工を延長約100m、転落防止柵工を延長約60mで予定している。

区画線工事は、施工延長約120m。白色実線幅15㎝での区画線工を延長約250mで整備を予定している。

昭和インター線は国道17号のJR上越線岩本駅周辺に架かる久呂保橋から昭和インターチェンジ(IC)を結ぶアクセス道路となっている。現道は線形不良で幅の狭い区間もあり、昭和ICまでの通行に支障がある状況で、歩道もないことから改善の要望があがっていた。バイパス整備により線形が整い、ICまでの交差点数が減ることで円滑な通行が確保されるものとして計画された。

整備は総延長760m、幅員10m、片側に2・5mの歩道を設ける。舗装構成は◇下層路盤工=再生砕石、厚さ35㎝◇上層路盤工=粒調砕石、厚さ30㎝◇基層工=再生粗粒アスコン、厚さ5㎝◇表層工=密粒度ギャップ改質Ⅱ型アスコン、厚さ5㎝-。ただし、現在施工中のため、地盤によって舗装構成は流動的となる。事業着手は13年度。

整備計画では今後、現在施工中の1工区の国道17号側隣接区間である3工区の施工に入る。3工区の延長は260mで、盛土工、擁壁工、道路改良工、舗装工と順次進めていく計画となっている。

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