2025年も残るところあとわずか。第1次国土強靱化実施中期計画が閣議決定され、防災・減災、国土強靱化への取り組みが強化されることとなる。群馬県に目を向けると、県土整備部が4月に部の最上位計画となる「ぐんま・県土整備プラン2025」を始動。災害レジリエンス№1の実現など最重点政策をもとに県内各地で各事業が推進されていく。市町村でも試行を含めて週休2日制導入の取り組みが進んでおり、地域建設業の新たな姿が少しずつ具体化してきた。そんな1年の動きを中毛、西毛、東毛、北毛、県の順に5回にわたって振り返る。
【前橋市】
1月1日から週休2日制を導入。土木工事・営繕工事でそれぞれ受注者希望型を基本に実施している。建設業が取り組む週休2日の定着の支援に取り組んでいる。
入札参加資格申請では、26~27年度の申請から建築工事で主観点を廃止。加えて、格付けの等級区分を変更している。
ウォーターPPPの導入検討も進められることとなった。本年度は導入可能性調査を委託しており、今後具体化に向けて協議が進んでいく。
利活用方法の検討が進む前橋テルサ(千代田町2-5-1)では、3度目の事業提案型公募が行われている。これまで、2度行われてきた提案型公募では提案の採択には至っておらず、今回の公募からは施設の現状活用と解体のいずれも可としている。
11月には自身のスキャンダルによって小川晶前市長が辞任。年が明けた1月には市長選挙が行われる予定で、前橋市の新たな市政運営が注目される。
【伊勢崎市】
1月に無投票で臂泰雄市長が再選。2期目を開始した。
3月には伊勢崎市保健センター(愛称:くわまるプラザ)が完成、落成式が執り行われた。「楽しく子育て健康生き生き空間の創設」をコンセプトとした新たな施設は、あらゆる世代が元気に過ごすため活用されていく。
曲輪町で計画している中心市街地にぎわい創出拠点整備事業では、基本構想案がこのほど示され、概算事業費66億円、延べ床面積9400㎡規模で事業を推進することが示された。官民の連携についても検討が行われており、来年度以降さらに具体化が図られていく。
【玉村町】
新たに、役場庁舎増築事業の検討に着手した。既存庁舎の狭あい化などを受けてのもので、25年度中の基本計画策定を目指して作業を進めており、早ければ26年度にも設計へ移りたい考え。建設予定地は、既存庁舎の北側を想定している。
浄水場については、26年度に事業者の選定を開始する方針を示した。更新は、現在の敷地を西側に拡張し、管理棟や配水塔などを新設する計画。27年度に工事着手し、32年度までに完成させる計画となっている。
















