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25年プレイバック(西毛)

2025/12/24 群馬建設新聞


西毛地域では高崎市が箕郷多目的運動場(仮称)の造成工事に着手、防災拠点機能を兼ねる運動場整備を目指していく。富岡市では神農原地内で計画している新駅整備に向けて、測量設計に着手した。また、神流町長の坂本英夫氏が就任し、上野村では黒澤八郎氏が無投票で選ばれた。西毛地域の動向をプレイバックする。

【高崎市】

みさと芝桜公園(箕郷町松之沢12-1)南側の隣接地で計画している、箕郷多目的運動場(仮称)の造成工事に着手。防災拠点機能を兼ねる箕郷多目的運動場は、みさと芝桜公園の駐車場西側に計画している。敷地内には野球やグラウンドゴルフなどの多目的に利用できる運動場を整備する計画で、設計業務はアイ・ディー・エー(高崎市)が手掛けた。造成工事では岡田工務店・群馬土建工業JVが施工を手掛けている。

また、堤ヶ岡飛行場跡地活用プロジェクトに向けて、環境影響評価にも着手。国際航業(東京都新宿区)が28年3月24日までに行う。順調に進めば27年度中に都市計画決定する。用地買収や造成工事については28年度以降の着手を目指す。同プロジェクトはイオンモール高崎(棟高町1400)周辺の約93ha区域で行う。まちづくりは◇企業誘致◇まちなみ形成◇教育・研究施設整備◇住宅環境整備◇交通基盤整備◇再生可能エネルギー活用-の6つ方針に沿って進めるとしている。

【藤岡市】

中栗須地内で計画する市道111号線の道路改良事業が動き出した。整備を計画するのは主要地方道藤岡大胡線の中栗須藤岡境交差点から西進し、セコム藤岡営業所(藤岡1008-7)の西側にある主要地方道寺尾藤岡線との交差点までを結ぶ720m区間となる。本年度は施工延長170mにおいて、塚越土建(藤岡市)が施工を手掛けている。第5次藤岡市総合計画に基づく26~28年度の3カ年を期間とする実施計画にはそれぞれ7800万円を位置付けている。現段階では今回発注した工事と同様に延長150m程度で進めていくと5カ年で完了するスケジュールとなり、予算状況にも左右されるが、29年度についても同規模程度の事業費となることが見込まれる。

【富岡市】

神農原地内で計画する上信電鉄新駅設置へ向けて駅の予定地周辺で地質調査などを含む測量設計業務に着手した。今後、26年度に詳細設計業務を市から発注を予定。その後、順調に進めば30年度ごろの開業を見込む。測量設計業務は日本交通技術(東京都台東区)が路線測量を延長300mで実施。また、地質調査なども手掛ける。

新駅は神農原駅から上州一ノ宮駅の間に整備を計画。電子部品製造などを手掛けるヨコオの工場付近となる。工場従業員へのアンケート結果や沿線住民からの要望があったために、地元が要望する請願駅として整備を行っていく。

【安中市】

松井田町原地内にある川久保配水池の移転整備に向けて詳細設計業務に着手した。築造工事および付帯工事の工事発注時期は検討中だが、実施計画で26年度を位置付けていることから26年度発注を目指して準備を進めていく。詳細設計業務は日水コン(東京都新宿区)が手掛ける。既存の川久保配水池は坂本浄水場(松井田町976)の下流側に位置している。新たな配水池は白髭神社(松井田町原226)付近の敷地約2300㎡に整備する計画。

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