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山梨県笛吹市

26年度から設計予定

2025/12/25 山梨建設新聞

 笛吹市は老朽化が進むかすがい西保育所の建て替えを計画している。隣接地を買収し新築する方針。2026年度から設計に着手する予定で、関連経費を同年度当初予算案に計上する見通し。今後の園児数の将来推計などを基に、施設規模の検討を進める。完成は28年度を予定している。

 同保育所は同市春日居町熊野堂地内、国道140号沿いに位置。隣接地に栄和交通バスメンテナンスセンターや山梨中央銀行・春日居ATMがある。

 市保育課によると、同メンテナンスセンターと保育園裏手の敷地を買収し、跡地に新たな保育所を建てる。買収する敷地の面積は約2000㎡。9月に物件の補償調査をカワイに委託しており、26年1月までに完了する予定だ。新施設完成後、現施設を取り壊し、跡地を園庭や駐車場などとして活用する。

 市は26年度当初予算案に、施設の基本設計や用地買収などの経費を盛り込む方向で調整する。27年度に詳細設計へと進め、28年度の着工、完成を目指す。

 同保育所は1980年度に建設。RC造一部2階建てで、延べ床面積は約810㎡。築45年ほど経過し老朽化が進むため、21年3月策定の笛吹市公共施設個別施設計画では、改築した上で存続させる方針を示した。同計画策定時に算出した概算事業費は2億6730万円。

 新施設の規模について市担当者は「まだ未定で、今後の園児数の推計などを基に検討する」としている。

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