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2025年プレイバック(北毛)

2025/12/26 群馬建設新聞

北毛地域は、嬬恋村で進めていたサーラ嬬恋整備が完了し、10月にオープンした。また、榛東村で防災中枢機能施設事業として整備を進めていた新中央公民館のしんとぴあと給食センターが12月に完成したほか、みなかみ町が合併20周年、中之条町が町制70周年、六合合併15周年を迎えた。渋川市では、9月の市長選挙で星名建市新市長が誕生。北毛地域の動向をプレイバックする。

【渋川市】

星名新市長が耐震基準を満たさない現在の本庁舎の建て替えを明言。PFIなど民間資金の活用を検討し、建て替えを計画していく。また公共施設全体の再編も企図。総合管理計画の練り直しの中で、本庁舎建て替え計画に着手していく。

【榛東村】

給食センターとコミュニティーセンター機能を併せ持った防災中枢機能施設の建設事業が完了。12月に完成式典を開催し、2026年1月から貸し館機能も開始となる。

【吉岡町】

駒寄スマートIC北西の新規産業団地の整備に向け、本年度は団地内幹線道路と新橋の設計業務を進めている。産業団地の整備は◇約1haの公園◇幅員5~10mの緑道◇緑地◇午王頭川沿いの緩傾斜護岸◇河川管理用道路◇調整池-を計画している。

【嬬恋村】

老朽化した嬬恋会館の建て替えが行われ、新施設「サーラ嬬恋」として完成。大ホール、多目的室、会議室、サークル活動室、図書室などで構成され、太陽光発電設備、72時間の発電が可能な発電機、地中の温度を利用した空調設備などを備え、災害時の避難所としても使用できる設備を備えている。

【片品村】

梅澤志洋村長が10月に3選を果たした。村営住宅の建設も含めた鎌田中心街の再開発や、役場庁舎の建て替えの推進を明言した。

【昭和村】

再検討を進めていた小中学校統合計画で、義務教育学校としての整備を決定。今後、建設候補地の議論を進めていく。校舎建設のスケジュール目安として29年度着工、31年4月の開校を目指すこととなった。

【みなかみ町】

上毛高原駅周辺のまちづくりで未来ビジョン策定に向けてアーバンデザインセンターみなかみ準備室を設置した。湯宿温泉地内で整備を計画している(仮称)木のおもちゃ美術館は設計業務に着手。本年度中に設計をまとめ、26年度に工事着手予定。

【利根沼田広域市町村圏振興整備組合】

沼田市白岩町を建設候補地とする新ごみ処理施設の整備で基本計画を公表。施設規模の概要と整備スケジュールを示した。事業者の募集と選定は26~27年度に行う予定。

【渋川地区広域市町村圏振興整備組合】

次期最終処分場整備事業は建設の取り止めを決定。沼田市佐山町地内の沼田ウェイストパーク一般廃棄物最終処分場へ処分の委託を行うことを決定した。

【吾妻広域町村圏振興整備組合】

老朽化のため移転新築を進めていた西部消防署長野原分署が完成。新分署は耐震性能の大幅な向上に加え、災害対応車両の効率的な出動を可能にするレイアウトや、隊員の迅速な活動を支える設備を完備している。

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