玉村町は消防分団の中央分団詰所建設工事について、年明け1月に一般競争入札での公告を目指している。12月補正予算で中央分団詰所建設事業として工事費1億211万3000円を計上している。施設規模は、S造2階建て、延べ床面積125㎡程度。合わせてプレハブ造平屋、床面積25㎡程度の車庫も併設する。これまで推進してきた消防団詰所の再編事業での工事は今回で完了となる。
新施設は、消防団詰所再編事業で新設している施設とほぼ同規模で計画。施設内には、和室と詰所ホール、トイレ、給湯、倉庫などを備える。また、ホース乾燥塔なども設置する。また、外構工事としてアスファルト舗装も実施する。設計業務は蛭川建築設計事務所(玉村町)が作成した。建設予定地は中央小学校(福島401)の校区内を想定している。
消防団詰所再編事業は、詰所や設備などの老朽化といった課題を受けて計画したもの。これまで10分団体制を取っていたが、学校区ごとに5個の分団に再編し、分団詰所を更新するものとなる。これまでに上陽分団と南分団の建設工事が完了している。
2025年度には、玉村分団と芝根分団の2カ所で建設工事を発注。玉村分団は、現在の第8分団詰所の敷地に玉村分団はS造2階建て、延べ床面積123・5㎡の規模で建設。工事は徳江工務店(玉村町)が受注している。なお、施工内容には第8分団詰所の解体も含んでいる。
芝根分団詰所は水防センター(川井238-1)を改修して整備。田中建設(伊勢崎市)が工事を受注している。
新施設完成後には、解体する第8分団詰所を除き9つの分団詰所が残ることとなる。すでに新詰所が完成した4つの分団詰所は現在、地域の倉庫として利用されている状況。今後、庁内で使用の意向などがあるかを確認。ない場合は地区で使用するかなどを調査し、それでも利活用の予定がない場合については売却などを検討していくこととなる。
















