県大田原土木事務所は、大田原市の主要地方道那須黒羽茂木線北野上工区の道路詳細設計をまとめた。現道はS字カーブが連続する視認性の悪いあい路。西側が丘陵部の斜面、東は1級河川松葉川が流れている。道路詳細設計ではルートを松葉川側に振り、法線を是正して歩道2・5mを確保。整備延長550mのうち河川影響部が100m。河川協議を踏まえ河道を付け替え、道路との境界斜面は護岸工で補強する。今後は用地調査を進め、2026年度の用地補償に備えていく。
課題は①歩行者・自転車の通行空間の確保②車両の安全な走行空間の確保。現道は地形的な制約を背景に歩道が未整備。路肩には十分な幅員がなく、自転車の通行安全性に課題。設計では歩道と路肩を整備し歩行者・自転車の通行空間を確保した。
現道は2車線が確保されているものの、片側幅員が3m未満。西側の斜面は木々が生い茂りうっそうとしているほか、急なカーブで見通しが悪い。
北野上工区の前後は整備が完了しており、550mが中抜け区間となっている。設計では車道と路肩の十分な幅員を確保。視距を改良しカーブを緩くして安全な走行空間を確保した。
計画幅員は10・25m。歩道は山側の斜面が連続する西に2・5m。車道3m×2車線の歩道側路肩0・75m、反対側は1m。
丘陵部斜面と松葉川に挟まれた現道を拡幅するため効果的に構造物を配置。構造物は松葉川が流れる東側を主体に施工する。
事業区間北端の市道黒羽中学校線分岐交差点付近からブロック積擁壁80・1m、大型ブロック積擁壁46・7m、ブロック積擁壁42・7mを施工する。この南側が河川影響部で反対側の斜面部が流末を南北に分ける分水嶺。
河川影響部南側からブロック積擁壁58・7m、大型ブロック積擁壁44・1m。ブロック積擁壁48・2m、L型擁壁32mを施工し南側から鋭角的に市道北野上6号線が合流する。北野上6号線交差点から南端の事業区間まではブロック積擁壁45・7mを計画した。
雨水は道路両側の管渠型側溝から松葉川に放流。河川影響部の東側100m区間の側溝断面がU型水路600×600、残る区間は東西とも300×300で計画した。分水嶺付近で西側から東側に流す横断管渠を施工する。
道路概略・詳細設計はシー・アイ・エス、路線測量を星野測量、地質・土質調査はフジタ地質、用地測量はニッコーが担当。
















