東海村は、衛生センターを公共下水道に放流するための施設改修を計画している。同施設の処理工程を簡略化し、公共下水道への接続することで効率的な運営を図る。年度内に都市計画を変更し、2026年度にも下水道事業認可を取得後、改修事業に着手。26年度に実施設計等、27~29年度に工事を進め、30年度の稼働を予定する。処理工程の簡略化し、公共下水道に接続する場合の整備費、維持管理費の合計には約12億円が見込まれる。
衛生センター(豊岡1-29)は、白方地区に位置し北側に一級河川久慈川が流れ、東側には太平洋が広がる村の北東端に位置する。1990年に「汚物処理場」として都市計画決定され、92年に供用を開始してから現在に至るまでの約33年間、村内で発生するし尿・浄化槽汚泥処理を一手に担ってきた。
処理能力が40キロリットル/日(し尿25キロリットル、浄化槽汚泥15キロリットル)。処理方式は標準脱窒素処理方式+高度処理(凝集沈殿+オゾン処理(休止中)+砂ろ過+活性炭吸着)で、処理後は、久慈川へ放流を行っている。
施設の概況として、下水道普及率が向上し、汲み取り槽や単独・合併処理浄化槽からの転換が進んだことで、日平均の搬入量はピーク時の約40キロリットル(94年)から約13キロリットル(2022年)まで減少しており、現状の処理施設としては過大となっている。一方、近年、村の公共下水道整備は概成を見据えた段階に入ってきているが、下水道事業計画区域外とする可住地も一定程度残る計画としており、し尿・浄化槽汚泥の搬入量は、今後10年以上で日平均10キロリットル程度とピーク時の3分の1程度を見込んでいる。稼働から30年以上が経過し、施設内で経年劣化が著しい機械・電気設備の修繕・更新等を行っているが、設備の計画的な更新を行う時期を迎えている。加えて、技術職員の不足、維持管理費の増加などの課題を抱える。
これまでの河川放流方式から下水道放流方式に変更するためのポンプ設備改修などを想定。同施設では、汚泥やし尿を受け入れ、前処理後は希釈して既設の公共下水道マンホールに接続し、東海村公共下水道や那珂久慈流域下水道日立幹線を経由して那珂久慈浄化センターで処理を行う。同施設での処理工程が大幅に簡略化され、維持管理費の削減が期待される。
14日に開かれた県都市計画審議会では、汚泥・し尿の受け入れを行う「公共下水道(その他施設)」への都市計画の変更が審議され、原案通り可決された。

















