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栃木県那須塩原市

那須塩原市 教室棟1、内外部を改修、三島中工事26~27年度目指す

2026/01/16 栃木建設新聞

 那須塩原市は、三島中学校教室棟長寿命化改修の着工を目指している。着工は国の学校施設環境改善交付金の内示を前提とし、2026~27年度の工事を想定。対象は北西に建つ教室棟1で外壁や床などの内部を改修。電気設備や給排水設備も劣化箇所を更新し1階にはトイレを整備。太陽光発電設備と蓄電池を設置する計画。工事は仮設校舎が必要なため25年12月補正予算にリース料の債務負担行為を再設定。限度額は1億8000万円(25~27年度)とした。

 教室棟1はRC造3階建て延べ床2057平方m。1982年の建設で校舎3棟(教室棟1、2、管理教室棟)の中では最も古く40年以上が経過。配線や給排水管は大部分が更新されておらず、バリアフリーへの対応も不十分な状態。

 工事では校舎内の天井・床・壁材を入れ替え、電気配線や配電盤、給排水管など老朽化が進んだ設備を更新。外壁は劣化した吹き付け箇所を改修。屋上防水工事も実施する計画。

 トイレは1階の教材室の間取りを変更。多目的トイレとLGBTに配慮したトイレを整備する。太陽光発電設備の能力は33kwを予定している。

 教室棟1は前面に教室棟2が建ち、背後はテニスコート。仮設校舎は校庭の北寄りに設置。規模はS造2階建て約1400平方m。敷地面積は4万3595平方m。

 教室棟1の基本・実施設計は渡辺有規建築企画事務所。仮設校舎賃貸借設計はイケダ設計事務所が担当。

 三島中教室棟1の工事について市は、25年度当初予算に26年度までの継続費7億3865万8000円と仮設校舎リースの債務負担行為限度額1億7000万円を設定。全国的に大規模な学校施設長寿命化改修に対する国の交付金の見込みが立たず、9月補正で継続費、債務負担行為とも廃止した。

 改修は建物の機能を適切な水準にまで高め、教育施設として長く使用することが目的。改修によって省エネ性能も向上させ「ZEB Ready」の建物とする計画。

 所管の教育総務課では交付金の内示を待って着工ができるよう、改修工事費の予算計上を要求するなど準備を整えている。

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