県上信自動車道建設事務所は、上信自動車道嬬恋バイパスの概要を示した。2025年度から新規事業化となり、複数のルート案から検討を進め、長野原嬬恋バイパスの終点である鎌原インターチェンジ(IC)から主要地方道東御嬬恋線と接続する田代ICまでを結ぶ約12・1km、吾妻川右岸側を通る概略ルート案となった。総事業費として約433億円を見込んでいる。このほど行われた嬬恋村民に向けた住民説明会で概略ルート案を示し、鎌原ICを含めたインターチェンジ3カ所、構想中のインターチェンジ2カ所、橋梁11橋の整備を計画していることなどを説明した。26年度から中心線測量などを計画している。
同バイパスは基本幅員9・5mの高規格道として整備を計画。インターチェンジは、渋川市側から▽長野原嬬恋バイパスの終点である鎌原IC▽県道大笹北軽井沢線と接続する大笹IC▽嬬恋バイパスの終点となる田代IC-を整備予定。また、大前ICと大平ICを構想しており、嬬恋村のアクセス道路整備計画などの策定を待って、設置に向けた協議を進める。
架設予定の橋梁は渋川市側から▽鎌原IC橋▽下松原地区に位置する下松原橋▽高羽根沢を跨ぐ高羽根沢橋梁▽細原地区に位置する細原橋梁▽小屋ケ沢を跨ぐ小屋ケ沢橋梁▽大前地区と大笹地区に跨る崖に位置する字堺橋梁▽大堀沢を跨ぐ大堀沢橋梁▽三子沢を跨ぐ三子沢橋梁▽ウダラ沢を跨ぐウダラ沢橋梁▽大沢川を跨ぐ大沢川橋梁▽湯尻川を跨ぐ湯尻川橋梁-の11橋。なお、インターチェンジと橋梁の名称は全て仮称となっている。
今後、25年度中は基準点測量業務を進め、26年度から中心線や地形測量、路線測量を行い、その後道路の詳細設計と地質調査に入る見通し。27年度に道路の詳細設計を行い、用地測量や用地交渉、埋蔵文化発掘調査を行う計画。それらのめどがつき次第、工事着手を目指す。県土整備プラン2025での位置付けでは29年度までに事業着手予定となっており、計画よりも前倒しでの着手となった。今後の地質調査や詳細設計を経て、設置箇所などは変更する可能性も示している。
上信自動車道の基本幅員は車道2車線で、一般部で幅員9・5m、橋梁部では幅員8mで隣接区間である長野原嬬恋バイパスと同じ幅員構成。嬬恋バイパスでは延長約500m区間で追い越し車線として4車線での整備を予定。また、村道などと交差する箇所は、基本的にはボックスカルバートや橋梁での立体交差となる。
















