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山梨県甲斐市

複合施設を検討 百楽泉・双葉農の駅

2026/01/20 山梨建設新聞

 甲斐市は「市営温泉・百楽泉および双葉共同福祉施設」と「双葉農の駅」(共に同市宇津谷)について、複合化する方向で検討している。施設を休館した上で現施設を取り壊し、同じ場所に新築する計画。整備に向け現在基本計画の策定を進めており、2025年度中に公表する見通しだ。

 市のゼロカーボン事業の一環で施設を再整備する計画。複合化と併せ太陽光発電設備を整備するなど、再生可能エネルギー活用を拡充する。両施設共に老朽化が進んでおり、25年度12月市議会では松井豊議員が、施設の安全確保のため早期の対応を求めた。

 市は25年度中に整備基本計画を策定する方針で、24年7月、パシフィックコンサルタンツに支援業務を委託。履行期間を25年12月までとした。

 基本計画には、施設の規模や内容、概算事業費、整備スケジュールなどが盛り込まれる見込み。同計画策定後、26年度にも具体的な設計に着手するとみられる。市関係者によると、構想段階では、温泉や物販のほか飲食や宿泊などの機能も挙がっているが、実施可能な範囲で絞り込むという。

 市が実施したサウンディング調査では、多くの企業が事業への参画は難しいとの見方を示した。このため施設の整備・運営は市主体で進める見通し。市は補助金活用の期限となる28年度を完成目標に掲げるが、活用できるのは一部設備のみのため、計画の進捗により遅らせる可能性もあるという。

 百楽泉・双葉共同福祉施設の延べ床面積は1662㎡。双葉農の駅は同408㎡。敷地面積は両施設合わせ8931㎡。百楽泉は築30年以上、双葉農の駅は築20年以上が経過している。

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