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栃木市建築計画、藤岡総合支所複合化30.7億円、小平浪平生家改修に4億円

2026/01/20 栃木建設新聞

 栃木市は、公共建築物個別施設計画第2期計画案をまとめた。このうち2026~28年度事業の栃木文化会館大規模改修に71億4608万2000円を見込んだ。26年度から着手する藤岡総合支所複合化は30億7000万円、嘉右衛門町伝建地区拠点施設改修は37億8044万5000円。27年度から着手する小平浪平生家改修に4億614万円を試算した。

 計画期間は26~35年度の10年間。総資産の適正化、安全安心な施設環境の確保を考慮した大規模改修、長寿命化へ向けた計画的な修繕による財政負担の軽減と平準化につなげる。公共建築物の状態や維持管理対策の優先順位の考え方、対策内容を盛り込んだ。

 栃木文化会館(とちぎ岩下の新生姜ホール)は市中心部の旭町12-16に立地。建物はSRC造地上3階地下1階建て延べ8090・4平方m。26年2月までの基本・実施設計はフケタ設計が担当中。大森一級建築士事務所の劣化状況調査結果を基に改修する。

 年割額は26年度28億6096万6000円、27年度21億4255万8000円、28年度21億4255万8000円。ホール座席幅を現行の480㎜を500㎜に拡大し、利用者の快適性を確保。大ホールは1092席、小ホールは380席に改良する。

 藤岡総合支所複合化の年割額は26年度4140万円、27年度1億5860万円、28年度3億3600万円、29年度11億5200万円、30年度以降13億8200万円。事業期間は32年度までを想定し、都賀総合支所に続く地域施設再編モデル事業。

 嘉右衛門町伝建地区では味噌工場跡地を取得し、拠点施設整備を段階的に進めている。21年度に観光案内所、22年度に民間公募施設、23年度に集会施設がオープン。江戸末期の木造平屋建て二連屋根の切り妻入り形式建物を修理復元している。

 年割額は26年度4356万3000円、27年度9076万3000円、28年度3億116万3000円、29年度5億116万3000万円、30年度以降28億4370万3000円。駐車場や広場の整備後、旧味噌工場一帯の改修工事を再開する。

 都賀町合戦場に立地する小平浪平生家は、日立製作所の創業者が生まれ育った地。敷地面積は2400平方m。18年度に親族が市に寄付し、市が保存管理。木造瓦葺き2階建ての母屋と土蔵のほか、勉強小屋が現存。遺品や書簡が残されている。

 年割額は27年度470万8000円、28年度1333万2000円、29年度3000万円、30年度以降3億5810万円。小平は栃木高等小学校を出て上京。東京帝国大を卒業し、1910年に日立製作所を創業。現在の日立グループの礎を築いた。

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