県環境生活部は、太陽光発電設備について「2030年度までに設置可能な県有施設の50%以上に導入」することを目標に掲げており、県庁20階「レストラン黎明」と長生高等学校体育館で次世代型太陽電池の実証や調査を行う。8日にレストラン黎明を対象とする「次世代型太陽電池率先導入モデル事業業務委託」の公募型プロポーザル、16日には長生高等学校体育館を対象とする「次世代型太陽光発電設備設置検討に伴う構造安全性調査業務委託」の一般競争入札を公告した。
モデル事業・調査の対象は、カーボンニュートラルの実現に向けて次世代型太陽電池として期待され、日本発の技術として開発・実証が進められているペロブスカイト太陽電池。
モデル事業においては、ペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電の内窓を設置し、今後の実用化のフェーズを見据えて技術の実証を行うとともに、映像表示モニターによるPR動画の放映により県民や来庁者に次世代型太陽電池と県の関わりなどを広報する。
プロポーザルでは、事業者の選定に向け、オンラインによる審査委員会などを30日に開催する予定。業務内容は、現地調査、構造調査、設備の配置・仕様の検討、設計・施工、運営・管理など。業務期間は、契約締結日から27年3月31日まで。委託料の上限は391万841円。
構造安全性調査業務は、国の補助「脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(ペロブスカイト太陽電池の社会実装モデルの創出に向けた導入支援事業)」を受けるためのもので、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の設置に向けた構造計算、耐震診断、補強計画、構造諸元の把握などを行う。
入札参加資格要件は、県内に本店または営業所を置き、物品等入札参加業者適格者名簿の委託においてAまたはB等級に格付けされ、一級建築士の資格を有していることなど。
今後は、29日に資格確認申請書の提出を締め切り、2月4日と5日に入札書の提出を受け付け、6日に開札する。委託期間は5月12日まで。
千葉県は、ペロブスカイト太陽電池の主原料となるヨウ素の世界有数の生産地。特に、長生郡はヨウ素が多く採取されることから、長生高校を業務対象施設として選定した。

















