那珂市は、第3回瓜連支所利活用検討委員会を12月に開催し、子育て支援や防災、商業機能など具体的な活用案について議論を深めた。市では今後、委員会を全6回に拡充し、市民アンケートや事業者ヒアリングの結果も踏まえながら、8月を目途に利活用方針案をまとめる方針。
委員会では、グループワークを通じて利活用の方向性を検討。子育て・教育分野を重視する班からは、放課後に子どもが安全に過ごせる学習・遊びの場や学童保育機能を整備し、にぎわい創出につなげる案が示された。
商業・経済活動を軸とする班は、郵便局や飲食店の導入を前提に、市と民間が連携して施設を活用し、雇用創出や多世代交流を図る構想を提案。多世代交流をテーマとした班では、学習支援、子ども食堂、医療・福祉相談機能などを組み合わせた複合的な拠点整備が挙げられた。
さらに、防災拠点としての機能強化や子育て支援住宅の整備を通じた定住促進を求める意見も出された。
事務局は、これまでの議論時間が十分でなかったとの意見を受け、検討委員会を1回追加するスケジュール見直し案を説明。第3、4回で利活用の目的や優先順位を整理し、第5、6回で方針案の骨子をまとめる考えを示した。
次回第4回委員会は3月24日に開き、事業者へのヒアリング結果や市民ワークショップ、アンケート結果の報告を予定している。
市は今後、2026年度に中央公民館の基本設計、27年度に実施設計、28~29年度に改修工事を行い、30年4月には上下水道部と教育委員会の移設、支所窓口の移設を検討する。
行政機能の移設にあわせて、庁舎としての施設の用途を廃止する瓜連支所庁舎については、地域住民の意見も取り入れながら、地域活性化につながる利活用策を具体化していく。

















