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長野県飯島町

来年度から検討開始/樽ヶ沢浄水場建て替え

2026/01/28 長野建設新聞

 飯島町は建設から50年以上が経過する上水道浄水施設「樽ヶ沢浄水場」について、2026年度から建て替えに向けた検討に入る。建設水道課は「現在査定中の当初予算で、基本計画や検討組織の設置・運営費用を要求している」と話した。

 樽ヶ沢浄水場は1972~74年にかけて建設。処理方式は凝集沈殿+急速濾過方式で、浄水能力は1日当たり5700m3。主要施設は着水井、混和池、フロック形成池、沈殿池、ろ過池、浄水池。

 2018年度に実施した耐震二次診断の結果、現行の耐震性能を満足していないことが確認されており、また、浄水場の西側の山林は土砂災害特別警戒区域に指定されていることから、22年に策定した「飯島町第2期水道ビジョン」では「移転および建て替えの検討を行う」と記載。このほど公表した26~28年度を期間とする3カ年実施計画では26年度に浄水場更新基本計画および基本設計費用として6000万円、27年度に地質調査・測量調査費用として2750万円を試算している。

 ただし、建設水道課は26年度の見通しについて「まずは基本計画の策定から。検討組織の設置費用も要求するが、予算額は実施計画で示した事業費までにはならないと思う」と話した。

 第2期水道ビジョンでは樽ヶ沢浄水場の対応のほか、「大雨等の出水時でも低濁度である与田切川本流を水源とする取水方法の検討」を記載。さらに「七久保地区については断水等のリスク低減のため予備水源等を開発することにより、新たな浄水場の移転および建て替えを行う際、施設規模のダウンサイジングが可能」としている。

 また、耐震二次診断が未実施の飯島高区配水池(PC造、容量1500m3、1989年建設)と千人塚配水池(PC造、容量900m3、同年建設)について、「二次診断により耐震性能を明らかにし、必要に応じて対策を講じる」と記載している。

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