県は、2月10日開会の2月定例議会に上程する2026年度当初予算案の概要を発表した。道路ネットワーク事業802億9990万5000円・債務負担行為352億7400万円、河川・海岸・砂防事業に383億3767万6000円・債務負担行為113億3300万円を計上。千葉リハビリテーションセンター再整備事業第2期工事に総額194億6900万円の6か年継続費を設定。新規事業は、葛南合同庁舎再整備事業600万円・債務負担行為7億4400万円、かずさDNA研究所の大規模改修事業債務負担行為1億円、成田空港周辺における産業用地整備事業1億9500万円・債務負担行為6300万円、畜産総合研究センターの機能強化に向けた調査事業2400万円など。
一般会計の予算規模は、対前年度比3%増の2兆2534億8700万円。普通建設事業費は、同14・7%増の2408億8500万円。このうち、補助事業費は同14・6%増の1044億1000万円、単独事業費は同14・7%増の1364億7500万円。
道路ネットワーク事業では、北千葉道路の早期全線開通に向け、引き続き、橋りょう・道路改良工事や用地取得などを進めるとともに、銚子連絡道路(匝瑳市~旭市)や長生グリーンライン(茂原市~一宮町)について、早期着工に向けて用地取得や詳細設計を進めるなど、アクセス道路や地域に密着した道路の整備を推進する。また、通学路の安全対策、橋りょうの老朽化・耐震化対策、道路の法面対策に取り組む。
主な事業は、北千葉道路整備事業(印西市~成田市)53億4240万円、国道126号八木拡幅17億3560万円、国道126号山武東総道路三期(銚子連絡道路)9億5410万円、国道128号茂原一宮道路二期(長生グリーンライン)5億4330万円、交通安全施設整備事業58億9646万2000円、舗装道路修繕事業87億4200万円、橋りょうの安全・安心(架け換え・耐震化・長寿命化)62億7200万円、道路法面対策23億6000万円、街路整備事業103億9093万6000円。
河川・海岸・砂防事業の内容は、河道拡幅など河川改良119億2050万円、排水機場等の長寿命化対策・危機管理型水位計の増設など水防事業8億5800万円、海岸保全施設の整備11億1800万円、急傾斜地の擁壁工事など土砂災害対策10億6400万円など、中小河川の改良107億3940万9000円、ダム堆砂対策などダム機能確保21億4990万円、排水機場等の整備補修・水位計の更新など水防事業11億481万8000円、海岸保全施設の維持管理14億6300万円、急傾斜地の擁壁工事(市町村への補助含む)など土砂災害対策8億1500万3000円、既存の砂防・地すべり・急傾斜地崩壊防止施設の維持管理9億6200万円、災害復旧事業9億4600万円など。
このうち、一宮川流域浸水対策特別緊急事業では、一宮川上流域・支川における河川改修等59億2050万円、豊田川における橋りょう部対策等9億3870万円などを措置。
葛南合同庁舎再整備事業においては、消費者センターおよび葛南土木事務所高瀬分庁舎の敷地に新庁舎を建設し、葛南地域振興事務所、船橋県税事務所、葛南土木事務所、葛南教育事務所を集約化する。26年度は地歴調査を実施。債務負担行為は、26~28年度を期間とする新庁舎基本・実施設計等に限度額7億1100万円、26~27年度を期間とする仮設庁舎設計等に限度額3300万円。整備期間は32年度まで。
かずさDNA研究所については、建物の老朽化が進んでいることから、県有建物長寿命化計画に基づく大規模改修に係る基本計画を策定する。具体的には、整備手法の比較検討や工事期間中の移転方法の検討などを行う。
成田空港周辺における産業用地整備事業では、エアポートエリア内約15~20ha程度において、県が産業用地整備を直接施工する。26年度の主な事業は、地形測量、土質調査、環境調査1億700万円、不動産鑑定・開発協議支援等3900万円。
畜産総合研究センターについて、建物・設備の老朽化への対応、近年の気候変動や家畜疾病などを踏まえた試験研究を行うため、基本構想に基づき、具体的な施設整備の方針などを含む基本計画の策定に向けて調査を実施する。
千葉リハビリテーションセンター再整備事業第2期工事において居住棟を建設する。事業スケジュールおよび継続費の年割額は▽26年度=入札・契約、0円▽27年度=本館棟・中央棟解体工事、4億5992万3000円▽28年度=本館棟・中央棟解体工事および居住棟建築工事、26億5128万5000円▽29年度=居住棟建築工事、49億4677万3000円▽30年度=居住棟建築工事、113億9722万4000円▽31年度=旧居住棟・更生棟解体準備、1379万5000円。
港湾事業に56億8369万6000円を計上するとともに、限度額24億2600万円の債務負担行為を設定。千葉港千葉中央地区の埠頭再編整備などを進めるほか、銚子市沖における洋上風力発電施設のメンテナンスなどで利用が見込まれる名洗港について防波堤整備を行う。
主な事業は、千葉港千葉中央地区埠頭再編事業2億4200万円、名洗港整備事業3億7100万円、高潮対策事業5億3000万円、港湾メンテナンス事業4億3500万円、海岸メンテナンス事業5億8200万円、港湾維持事業7億7852万円、港湾整備事業5億2800万円、港湾海岸整備事業5億2410万円。
海匝合同庁舎の旭テクノスクールグラウンド敷地での再整備に伴い、1300万円を措置し、家屋事前調査などを行う。また、建設工事に限度額38億3780万円、工事監理費に限度額4220万円の債務負担行為を定め、26~28年度に工事を進める。
長生合同庁舎再整備事業では、老朽化した長生合同庁舎の大規模改修を行うほか、敷地内に増築棟を整備し、東上総教育事務所を集約化する。既存庁舎実施設計および増築棟基本・実施設計3億5400万円、仮設庁舎設計等3億2620万円、新庁舎計画通知等180万円を計上するとともに、26~30年度の仮設庁舎賃貸借等に限度額20億1800万円の債務負担行為を設定。
警察学校生徒寮改修整備事業に9456万7000円を計上するとともに、限度額20億5400万円の債務負担行為を定めている。老朽化している生徒寮について、大規模改修と併せて集合部屋から簡易個室化への改修を行う。
航空宇宙産業の振興に向けた調査検討事業に3000万円を計上。成田空港と親和性が高く今後の成長が見込まれる航空宇宙産業分野について、技術開発の促進や中小企業のサプライチェーンへの参入につなげていくため基礎調査を実施するとともに、新たに研究会を設置し支援策の検討を進める。
成田空港周辺における産業拠点形成推進事業として、産業拠点事業化検討準備調査2000万円、企業誘致に係る地下水産業利用調査補助事業5000万円、空港周辺における工業用水道事業の導入可能性調査5000万円などを措置。産業拠点事業化検討準備調査では、エアポートエリアにおける産業拠点形成に向け、県が直接整備するエリアに続く開発の検討を具体化させるため、民間企業による開発も含め、事業実現に向けた条件や課題を整理するとともに、土地利用構想図の作成などを進める。
成田空港周辺地域におけるまちづくり推進事業において、成田空港「エアポートシティ」構想を実現するため、成田空港周辺地域の土地利用や道路ネットワークに関する方針を策定するとともに、官民連携によるまちづくりの調査・検討を進める。事業費は、成田空港周辺地域における都市計画の方針作成5000万円、官民連携のまちづくり推進に向けた調査・検討2400万円。
農業大学校学生会館再整備事業に1906万9000円を計上するとともに、限度額35億2400万円の債務負担行為を設定。学生会館の老朽化が進んでいることから、食堂棟および浴室棟を集約して建て替える。
県立保健医療大学機能強化推進事業に9820万円を確保するとともに、限度額4200万円の債務負担行為を設定。25年10月に決定した「機能強化の基本方針」に基づき、教育内容や施設整備などに関する基本計画を策定するとともに、大学院の設置、公立大学法人の設立について準備を進める。
特別支援学校整備事業で、松戸特別支援学校の教室棟増築9300万円・債務負担行為30億4500万円、流山市立南流山中学校の改修等による学校新設5000万円・債務負担行為2000万円などを措置。
環境研究センター機能強化事業6843万円を盛り込むとともに、限度額2億7200万円の債務負担行為を設定。30年度の建て替え整備完了に向け、26年度は土壌汚染調査などを実施。債務負担行為の内訳は、新築設計および残置物の解体設計2億5500万円、地盤調査1700万円。
そのほか、西部防災センター展示施設整備設計業務委託1億1800万円、県庁舎等再整備事業基本構想・基本計画策定支援業務委託1億3840万円、国家戦略特区推進事業300万円、都市公園整備事業28億993万9000円・債務負担行為11億5800万円、千葉ポートパーク等の活性化に向けた官民連携調査事業3800万円、地籍調査事業25億8643万2000円、立体駐車場計画保全事業5億6400万円・債務負担行為8億4600万円、君津児童相談所整備基本計画策定2000万円・債務負担行為700万円、中央博物館大多喜城分館耐震改修等工事債務負担行為17億1000万円を盛り込んでいる。
















