山梨市は市立牧丘病院(同市牧丘町窪平)の大規模改修を検討する。2026年度から今後の施設のあり方について、市や病院関係者らで協議を始める。施設の躯体は生かせるとみており、建て替えではなく現施設を改修する方向。27年度にも具体的な設計に着手し、30年度の着工を目指す。
市健康増進課によると、施設は1979年3月に竣工。築47年ほどたっており老朽化が進む。RC造地上2階、地下1階建てで、延べ床面積は約1500㎡。敷地面積は約2300㎡。耐震性は確保されており、同課は躯体部分については継続して使用可能とみる。今後詳細な現地調査を行い判断するが、現施設の改修を軸にリニューアルの方向性を決める方針だ。
施設は指定管理で運営しており、現在は山梨厚生会が指定管理者となっている。指定期間は2025年度までで、26~29年度を期間とする次期指定管理についても同法人が請け負うとみられる。
同課担当者は「施設のあり方については早い段階で決める必要がある」としており、26年度にも方向性をまとめる。それを踏まえ27年度にも基本設計に着手し、29年度末までに実施設計を固める。30年度からの指定管理の契約に改修工事の内容を盛り込み、着工する計画だ。
同病院は現在24床だが、今後の地域の人口推計などを踏まえ、改修時に20床未満に減らし有床診療所とすることも検討する。同病院では年4000件以上の在宅診療を実施しており、うち200件程度はビデオ通話を活用したオンライン診療になっている。今後も病院外での診療は増えると予想されており、こうした事情を踏まえた病院の設備、機能が求められる。

















