記事

事業者
国土交通省利根川上流河川事務所

遠隔操作ショベル実施工

2026/02/05 埼玉建設新聞

関東地方整備局利根川上流河川事務所の現場で現在、関東で初となる遠隔操作ショベルによる実施工が進められている。施工者は河本工業(館林市)。遠隔操縦のシステムは、コマツカスタマーサポートとEARTHBRAIN(アースブレイン)の2社が協力している。2日に開いた見学会には、国土交通省技術調査課、同局企画部、同事務所職員らが参加。「ネットワークがあれば極論として、地球の裏側からでも重機を操作できる」(石井克英・特例監理技術者)という最新の技術に触れた。

工事件名は「R6渡良瀬川右岸伊賀袋築堤その2工事」(加須市)で、現場は群馬県板倉町との県境に位置する河川敷内。

国交通省は運行管理システムを用いて現場管理を効率化する「ICT施工StageⅡ」に力を入れており、そのうちの1件となる。

見学会の冒頭に河本工業の河本尚樹社長は「異業種とつながりながら先端技術を学んで、建設業の将来に向けて歩んでいきたい。これから省人化を含めて進めていく決意を新たにした」とあいさつした。

現場では、遠隔操作拠点のコックピットからオペレーターが、約2㎞離れた建設機械を操作。「高速・大容量・低遅延を特長とした5Gネットワークや、スターリンク(衛星によるインターネットサービス)、高速圧縮技術などを活用」(石井氏)している。

メリットとして「省人化」「安全確保」「品質確保」を整理。一番大きい点として「働き方改革・イメージアップ」を示した。新しい技術を取り入れることで「未来感のある仕事のイメージを伝えられる」(同氏)と強調する。

発注者側からは「汎用化して気軽に使ってもらうためには、システムのコストダウンを考えていく必要もある」といった声があった。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら