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【国交省】フィジカルAI活用を/建設現場のロボティクス

2026/02/06 本社配信

 国土交通省は建設現場の省人化・効率化を進めるため、AIやロボットを使った『フィジカルAI』の活用について産学官による検討を進める。協議会などの設置時期は未定だが、重点対象分野を定め、研究開発・活用について検討する。また政府が春ごろに策定する『AIロボティクス戦略』に、国交省としての展望を入れる方針。

 『フィジカルAI』は、AIがカメラやセンサーを通じて物理空間を認識・把握し、ロボットや機械が自律的に行動する技術。

 同省は人手不足やインフラ老朽化、災害増加を踏まえ、建設分野におけるフィジカルAI活用を検討する。現場と先進技術をどう結びつけるかが課題となっており、実装が見込まれる技術の直轄現場での実証、作業データ収集、データ連携基盤整備を実施する。

 重点対象分野としては▽土木施工(自動施工の高度化や運搬作業の自動化)▽維持管理(除草作業や除雪作業の自動化)▽災害対応(現地調査や運搬作業の自動化)―などが見込まれる。

 フィジカルAI活用方法としては、人の作業をロボットが自律・半自律で行う「ロボット系」と、既存建機にAIやセンサーを組み込んで人の作業を補完・代替する「建設機械系」を想定している。

 また同省は『フィジカルAI』活用に向けたピッチイベントを3月17日に開催する。対面(会場未定)およびオンラインで実施。参加費無料で要事前登録。参加希望者は2月27日までに専用フォームから申し込む。

 イベントでは取り組みの概要説明、技術・アイデアなどのプレゼンが行われる。また全参加者による意見交換も予定している。

 なお『AIロボティクス戦略』については、関係府省による連絡会議および有識者で構成するAIロボティクス戦略検討会議で議論が進んでいる。

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