小美玉市は、茨城空港公園内に整備する「百里飛行場新交流拠点施設」と、空のえき「そ・ら・ら」の拡張に向け、新まちづくり構想実施計画の素案を取りまとめた。新交流拠点施設は、延べ床面積2300㎡規模とし、多目的スペースや展示、飲食・物販機能などを備える。そ・ら・らについては屋根付きイベント広場や遊具広場の新設など機能強化を図る。いずれも新年度から基本設計に着手する見通しで、今後は市民意見を反映させながら計画内容を精査していく。
【百里飛行場新交流拠点】
新交流拠点施設は、茨城空港駐車場に隣接する空港公園内の北山池周辺に整備する計画。建物は平屋建てで、延べ床面積は約2300㎡を想定している。
施設は屋内と屋外で構成し、屋内には多目的スペース(320㎡)、展示スペース(580㎡)、学習・会議室(100㎡)、飲食・物販(130㎡)のほか、キッズスペースを含む共用空間を配置する。
展示では、退役機や模型の航空機展示に加え、フライトシミュレーターやVR機器を活用した体験型コンテンツを導入。百里基地の歴史や役割を発信する。
屋外には多目的広場やイベント利用を想定したオープンスペース、約200台の駐車場などを整備する計画で、既存の斜面や林を生かした公園計画とする。
事業は2026年度から地質調査や測量、基本設計に着手し、27年度に実施設計をまとめる。建設工事は28~29年度の2カ年で進める予定としている。事業スキームによっては、設計・施工・運営を一体で行うDBO方式の採用も視野に入れる。
【空のえき「そ・ら・ら」】
空のえき「そ・ら・ら」では、既存施設の機能強化と敷地拡張を進め、観光・産業・交流拠点としての役割を高める。既存エリアでは、直売所・物産館の増床や飲食エリアの拡充、太陽の広場への屋根設置、エントランス周辺の視認性・回遊性向上を図る。
また、デジタルサイネージの活用やウェルカムセンターの改修により、観光情報発信機能も強化する。
拡張エリアには、屋根付きのイベント広場(1900㎡)や遊具広場(1200㎡)、BBQ広場(650㎡)、体験農園(200㎡)、ドッグラン(1500㎡)、駐車場を整備する。
イベント広場は大規模催事にも対応できる屋根付き空間とし、家族連れや観光客の滞在時間延長につなげる。駐車場は約200台分を想定し、イベント時や車中泊利用など柔軟な活用も見込む。
今後のスケジュールとして、計画策定後の26年度には基本設計に着手し、27~28年度にかけて拡張エリアの用地取得を進める。着工時期は、新交流拠点施設の完成時期に合わせる方針だ。
市では、新交流拠点施設と「そ・ら・ら」がそれぞれの機能を発揮し、連携することで、空港周辺一帯の魅力向上と持続的な地域活性化につなげたいとしている。


















