韮崎市は「ニラノメミュージアム」建設について、2028年度の設計着手を目指す方針を示した。本紙取材に市担当者が答えた。同施設は収蔵品の保管や史跡新府城跡の案内、市民活動の場として整備するもの。収蔵品の保存環境の向上や文化財の有効活用につながることなどが期待される。31年度中の完成を目指す。
市担当者(以下同)は施設の設計について「今後状況が変わる可能性もあり、前倒しや後ろ倒しの可能性もゼロではない」とした上で、施設基本計画(25年3月策定)に沿い28年度から着手する考えを示した。同計画の策定支援はプロポーザルにより、博物館建設事業の実績が豊富なトータルメディア開発研究所(本社・東京都千代田区)に依頼。「他自治体での事例や課題の解決方法などの情報も入る」と考え、選定した。
同施設は分散保管されている収蔵品の集約のほか、史跡新府城跡などに関する展示、市民活動を行う場として検討が進む。現状については「建物単体の計画ではなく史跡のガイダンスを含めて考える必要があるため、現在は新府城跡の保存活用計画を策定しているところ」。このほど史跡周辺のUAV測量をテクノプラニング発注し、現状の起伏の把握、水の流れの確認などを進めている。
27年度末までに施設整備基本計画を策定し、建設地の測量・調査を完了。28、29年度で施設の設計を作成し、30年度着工、31年度完成を目指す。施設規模は約3600㎡を想定。内訳は収蔵エリア約1150㎡、調査研究エリア約300㎡、展示エリア約750㎡、交流エリア約500㎡、管理エリア約900㎡。
建設地については「史跡指定地内(新府城跡)には建設できないため、隣接地や近隣の適当な土地」を候補に検討中としてた。

















